ミランは10日、セリエA第30節でパルマと対戦し、3-1で勝利した。ズラタン・イブラヒモビッチは退場に値したのか。その検証が『ミランTV』などで行われている。『MilanNews』などが伝えた。
先発で出場したイブラヒモビッチは、先制点をアシストするなどしてチームの攻撃をけん引した。しかし、1点リードで迎えた60分、ファビオ・マレスカ主審に一発退場を命じられている。ステファノ・ピオリ監督は試合後、イブラヒモビッチが「審判を攻撃するようなことは言っていないと言っていた」と説明していた。
ミランの公式チャンネルでは、試合後にイブラヒモビッチの退場シーンを分析。ピッチ上での音声を解析した。その結果、ハカン・チャルハノールのファウルの際に「おかしくないか?」と言っているところは確実だと結論づけられている。
また、そのほかにも「アンタが気に入らないのなら家に帰るんだ」といった言葉も聞こえた模様だ。
しばらくファビオ・マレスカ主審と“議論”があったというイブラヒモビッチ。ミラン専門メディアは、これが退場に値する暴言だったとは考えていないようで、主審が怒り任せに退場を命じたのではないかとみている。そのため、ミランは上訴に動く準備をしているようだ。
一方で『スカイ』によると、マレスカ主審はイブラヒモビッチから「クソッタレ」といった意味の暴言を吐かれたと理解しており、レッドカードを提示した。こちらは音声で確認されていないが、もちろんマイクに拾われていないだけという可能性もある。
審判団に対する暴言は2試合の出場停止となり得るだけに、イブラヒモビッチとマレスカ主審のやりとりの詳細に注目が集まる。
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