インテルは25日、セリエA第36節のジェノア戦で3-0の勝利を収めた。アントニオ・コンテ監督が試合後の会見や、『スカイ』でコメントを残している。『FcInterNews』が伝えた。
――数字の面で、2位はそれほど悪くはみえない。
「そうかもしれないが、問題はグラスの見方にある。理由は分からないが終盤は、いつも(グラスが)空っぽにみられがちだ。ただ、数字ははっきり物語っている。選手たちは本当に良くやっている。改善していかなければいけない。ただ、褒めなければいけないね。マジメに取り組み、諦めることがない。いくつかの試合ではうまくいかないこともあった。それが今シーズンのインテルだ」
「勝ち点76は良い成果と言える。だが、優勝には十分ではないはずだ。ほかのところが優勝をもっていくだろう」
――失った勝ち点への後悔は?
「苦い試合をチョイスしなければいけないなら、2つ選ぶ。サッスオーロ戦とボローニャ戦だ。86分に勝ち越して90分に追いつかれた。ボローニャ戦は、PK失敗もあって10人の相手に負けた。後悔も怒りも大きかったね。ほかの試合では全て出し切った。ヴェローナ戦やフィオレンティーナ戦がそうだ。今年は全てのことが良い方向に向かったわけじゃない。それでも、ここ数年と比較して大きな改善もあったと思う。それが数字でも示されていることが慰めになるね」
――残り2試合で勝利を目指すか。ヨーロッパリーグに向けて選択するのか。
「できる限りの形でカンピオナートを終わらせなければいけない。ティフォージも我々も、それに値するからだ。我々のモチベーションとしては、できる限り高い位置で終えたい。カンピオナートを制するのはほかのところだが、できるだけ上で、という気持ちは持っていなければね」
――ヨーロッパリーグで優勝できれば、この上ない成長のきっかけになるのでは?
「実際にピッチで優勝するよりも、言葉で発する方が簡単だと思う。簡単じゃないよ。ヨーロッパリーグには、マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブもいるんだ。もちろんベストを尽くす。自分たちの道を進んで成長していることを示したいから、限界は設けないように選手たちに言っている。ただ、ヘタフェは簡単な相手じゃない」
――ロメル・ルカクは?
「彼は典型的な選手ではない。190cmの身長がありながら、スピードもある。ターゲットマンになれる一方で、中盤からアメフトの選手のようにスペースに飛び込むこともできる。彼はまだ27歳で、成長への意思がある。大きな伸びしろがあるよ」