インテルがFWラウタロ・マルティネスの移籍に備えて、新たな候補者をリストアップしているという。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が17日、一面で報じた。
バルセロナからの関心が再三噂になっているラウタロ・マルティネス。インテルは放出の意思がないものの、1億1100万ユーロの契約解除条項は存在しており、バルセロナ移籍を完全に否定することはできない。
そのため、インテルはラウタロが移籍した場合のシナリオを考えている。以前から噂になっているアーセナルのピエール=エメリク・オーバメヤンは、この数週間で移籍の兆候がやや薄れたとされる中、候補に挙がっているのは以下の4選手だ。
本命はティモ・ヴェルナー?
17日付『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の一面を飾ったのはライプツィヒのヴェルナー。ドイツ代表FWは、今シーズンのブンデスリーガで21得点を記録している。
ただ、ヴェルナーの獲得は簡単ではない。リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が高く評価しているほか、バイエルン・ミュンヘンも以前から興味を持っている。
2023年までの契約が残っているヴェルナーは、契約解除金が6000万ユーロ。これは4月末まで有効となっているようで、5月以降はクラブ同士の交渉が必要となる。
その他の候補は…
そのほかにインテルは昨年夏に狙っていたマンチェスター・ユナイテッドのマントニー・マルシャルやレアル・マドリーのルカ・ヨビッチなどを候補にしている。前者はオーレ・グンナー・スールシャール監督のもとで再び主役に返り咲いており、引き抜きは簡単ではない。後者はレアル・マドリーで出番が限られている現状で、完全移籍オプション付きのレンタルというのも不可能ではなさそうだ。
さらにインテルは、リールのビクター・オシムヘンにも興味を持っているという。21歳のナイジェリア人は複数クラブが注目している有望株。ただ、リールは安値で同選手を手放す意思がなく、噂されるようにリヴァプールなどの強豪との争奪戦となれば、獲得は難しいかもしれない。