インテルの公式インスタグラムで9日、ロメル・ルカクとアドリアーノの対談が実現した。『スカイ』などがその模様を伝えている。
ルカクは先日、アドリアーノがお気に入りの選手であることを明かしていた。憧れの選手に対して、さまざまな質問をぶつけている。
アドリアーノ:インテルはどう?
ルカク:すごく良いです。イタリアに行く機会があったとき、インテルのことだけを考えてました。ほかのクラブは考えませんでしたよ。僕が最初に見た決勝は、1998年のUEFAカップなんです。そのあとにアナタが来ました。イタリアにきて最初は難しかったと思います。少し慣れないとでしたね。
アドリアーノ:僕はインテルに行ったけど、そのあとフィオレンティーナとパルマで学んだ。プランデッリからはFWとしての動きをたくさん教えてもらったよ。練習後に何度もチェックさせられたね。
ルカク:コンテも僕にいろいろなことを教えてくれます。すごく助けてくれますね。ここでは全てがいい感じです。
アドリアーノ:インテルってのは本当に家族みたいだからね。モラッティさんは僕たち選手全員にとって本当に大きな存在だった。モラッティさんはただのクラブではなく、真の家族になることを望んだんだ。今も素晴らしい会長がいる。それは大事なことだね。
ルカク:アナタと話せて本当にうれしいです。僕にとっての憧れだったんです。
アドリアーノ:君も素晴らしい選手じゃないか。君が僕のポジションにいる。君のためにも、インテルのためにも、うれしく思うよ。良いキャリアを過ごせるといいね。君は最高の街にいて、いつもそばで支えてくれるティフォージもいる。イタリアを訪ねたらインテルで君にあいさつしにいくよ。
ルカク:サン・シーロでのデビューはどうでしたか?
アドリアーノ:最初はすごく緊張した。どうだったか覚えていないね。ずっとブラジルにいて、インテルでプレーすることを夢見てきた。インテルではすごく歓迎してもらったよ。最初の試合では選手よりもティフォージを見ていたけど圧巻だったね。
ルカク:僕もそうでした。ティフォージを見ると、トップだと思います。アナタのインテルでのベストゴールは?
アドリアーノ:まずはレアル・マドリー戦のFKかな。あとはウディネーゼ戦だね。
ルカク:僕的にはローマ戦のゴールです。
アドリアーノ:アレはラッキーだよ。目を閉じたんだ(笑)
ルカク:一番アナタを助けてくれた監督は誰ですか?
アドリアーノ:プランデッリはパルマの時にすごく助けてくれた。インテルではマンチーニとモウリーニョがそばにいてくれたね。彼らと仕事ができたことは幸運だったよ。
ルカク:最も印象深い試合は?
アドリアーノ:僕がヘディングでゴールを決めたミランとのダービーだ。
ルカク:子供の頃はお金がなくて、テレビがなかったんです。だから、週末のたびにおじさんの家に行って、YouTubeでアナタのプレーを見ていたんです。
アドリアーノ:今の君はそこにいる。君の少年時代が、今を形成したんだよ。
ルカク:キックのトレーニングはしましたか?
アドリアーノ:いや。元からだね。うちから来る爆発力みたいなものだ。あまり考えていないよ。君もフィジカルが強烈だ。一緒に前線で組んだら……
ルカク:シーズンで70ゴールいけますね(笑)。ラウタロと一緒にプレーすると、自分たちがチームだって実感するんです。互いを助け合っていると。アナタはどうでしたか?
アドリアーノ:モウリーニョは前線をいろいろ変えたんだ。イブラヒモビッチがいたし、マルティンス、レコバ、カロンもいたね。
ルカク:アナタとマルティンスは、プレステで僕が使っていたコンビなんです。