ビセックに対するバイエルン・ミュンヘンの関心も強まる
ウディネーゼのウマル・ソレを巡る状況が、大きく動き出している。身辺を騒がせていた司法問題が解決したことにより、かねてより関心を示していたインテルへの移籍へ向けて障壁が取り除かれた形だ。
性的暴行疑惑が晴れる
『ANSA通信』によると、ウーディネ裁判所の審問判事は検察側の請求を受け入れ、ソレに対する刑事手続きの却下を決定し、不起訴処分となった。
ソレは昨年5月、知人らと過ごした後に自身の自宅を訪れた32歳の女性から性的暴行の容疑で告発されていた。しかし、5月28日に予備審問判事が手続きの却下を決定したことで、すべての疑惑が晴れる結果となった。
この決定はソレの個人にとってのみならず、スポーツ面、とりわけ移籍市場において極めて重要な意味を持つ。インテルをはじめとする複数のクラブが、今夏の獲得交渉を進めるか否かの判断を下すために、この司法手続きの結末を注視していたとされる。
契約延長の拒否とインテルとの「約束」
地元紙『ガゼッティーノ』によると、ウディネーゼは選手を安値で叩き売る意志はないものの、適正な価格であれば今夏の放出に応じる姿勢だ。
ソレは昨年10月にウディネーゼから契約延長オファーを受けていたが、これに応じなかった。これは、将来的な移籍をにらんでのことであるとされ、ウディネーゼにとっても今夏が売却のタイミングとなる可能性はある。
同紙は、「インテルはウディネーゼに対し、少なくとも2500万ユーロを保証する準備があるようだ」と伝えた。
チャルハノールと同じ代理人
現時点でインテルとウディネーゼの間で完全な合意には至っていないものの、交渉を後押しする好材料が存在する。ソレの代理人は、ハカン・チャルハノールと同じエージェンシーであり、インテル経営陣とは極めて良好な関係を築いている。ピッチ外の懸念材料が完全に払拭された今、インテルは本格的な交渉開始に向けて準備を進めている。
なお、最近報道にあったハリー・マグワイアに対するインテルの関心はそこまで高くないとみられる。
ファブリツィオ・ロマーノ記者によると、マグワイアはマンチェスター・ユナイテッドにおいて重要な戦力とみなされており、マイケル・キャリック監督との関係も良好。最近契約を更新したばかりのマグワイアが、オールド・トラッフォードを離れるシナリオは現実的ではないとのことだ。
ビセックへの関心は高まる
インテルがソレ獲得を急ぐ背景には、現有戦力の動向も絡んでいるかもしれない。
ドイツ『Bild』によると、バイエルン・ミュンヘンがヤン・ビセックに対し、本格的な関心を示しており、すでに接触を開始しているという。
『スポルティターリア』によると、インテルはビセックを完全な非売品とは考えていないが、安値で手放すつもりはなく、交渉のスタートラインを4000万ユーロに設定しているとされる。
バイエルンによるビセックへのアプローチが本格化する可能性を見据え、インテルにとって長年のターゲットであるソレの確保は、今夏のディフェンスライン強化における優先事項となりつつある。
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