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インテル敗退…。PK戦の末にアトレティコ・マドリーに屈する【チャンピオンズリーグ】

ディマルコのゴールで先制したまでは良かったが…

13日に行われたチャンピオンズリーグ・ラウンド16・セカンドレグのアトレティコ・マドリー対インテルは、2戦合計2−2で終了し、PK戦の末にインテルが敗退した。

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敵地の大歓声に気圧された感もあったインテルは、10分を過ぎたあたりから本来のプレーを見せ始めた。無理しすぎることなく、ボールをキープしながらチャンスをうかがっていく。

すると、33分に待望の先制点が決まった。ラウタロ・マルティネスのくさびから左サイドを素早く攻略すると、裏に抜けたニコロ・バレッラの折り返しにフェデリコ・ディマルコが合わせてリードを奪った。

しかし、この先制点がアトレティコ・マドリーに火をつける。35分にアントワーヌ・グリーズマンに同点弾を許すと、スタジアムの歓声にも後押しされ、ホームチームが勢い付いた。

後半に入ってもよりゴールに迫ったのはアトレティコ・マドリーで、52分には再びグリーズマンが決定機を迎える。それでも、インテルはGKヤン・ゾマーのビッグセーブで耐え、1-1の状況を維持した。

その後試合は落ち着いたものの、インテルはミスが多く、普段のような安心感はない。76分にはカウンターでマルクス・テュラムが決定機を迎えるが、シュートは枠を外れてしまった。

終盤は完全にアトレティコ・マドリーが押し込み、インテルが耐える形に。しかし、守り切れなかった。

85分、メンフィス・デパイのシュートがポストに当たって外れて安堵したのもつかの間、87分にはペナルティーエリア内でデパイをフリーにしてしまい、2試合合計スコアで同点に追いついた。

インテルにとって、チャンピオンズリーグでの延長戦は初めて。死力を尽くした緊迫したゲームが続く中、100分にはスローインのポジション取りでトラブルが起きた。テュラムとやり合っていたサビッチがピッチに倒れ込んでファウルをアピールしている。映像ではテュラムがこっそりサビッチの股間を握っているようだったがおとがめなし。テュラムは102分に交代となり、シモーネ・インザーギ監督はアレクシス・サンチェス投入で勝負に出た。

延長後半はインテルが押し込んだが、ゴールは生まれず、勝敗はPK戦でつけることになった。

インテルはUEFAコンペティションで27年ぶりのPK戦。先攻で1人目のチャルハノールが成功するが、2人目のサンチェスと3人目のクラーセンがGKに止められてしまう。インテルの守護神ゾマーはアトレティコ2人目のサウールを止めたが、3人目と4人目に決められてあとがなくなった。

インテルの5人目はラウタロ・マルティネス。インテリスタたちにとっての不安は的中し、シュートは大きく枠外へ。インテルのチャンピオンズリーグ敗退が決まった。

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