チャンピオンズリーグ前に好調対決を制す
9日に行われたセリエA第28節のボローニャ対インテルは、1-0でアウェーのインテルが勝利した。
カンピオナート9連勝中のインテルと、6連勝中のボローニャの好調対決は、おとなしい立ち上がりとなった。互いに様子をうかがう序盤を過ぎると、次第にインテルがチャンスをつくっていく。21分、インテルはニコロ・バレッラが決定機を迎えるも、GKに止められて先制できない。
それでも37分に待望の先制点が決まった。アレクシス・サンチェスがドリブルで持ち運んで左に預けると、カルロス・アウグストはマイナスにパス。アレッサンドロ・バストーニがダイレクトでクロスを上げ、ファーサイドに飛び込んだヤン・ビセックが頭で決めた。
1点リードで折り返したインテルは、後半も組織的に守ってボローニャに隙を見せない。78分にはヨシュア・ザークツィーにチャンスを与えてひやりとしたが、GKヤン・ゾマーが止めて難をしのいだ。
インテルはラウタロ・マルティネスが休養で、ハカン・チャルハノール、マルクス・テュラム、ヘンリク・ムヒタリャン、バレッラを後半途中に退けて疲労を管理。試合終了間際にマルコ・アルナウトビッチがハムストリングを痛めたことは気がかりだが、インテルは無事逃げ切りに成功した。
インテルはセリエAの連勝を10に伸ばし、チャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー戦に臨む。
インテル採点
●決勝点のビセックに高評価。低評価は決定機を逃したバレッラに
試合後コメント
●バレッラ「良いプレーはできなかったけど満足」。ジェノア戦のことは「謝罪したい」
●ビセック「練習でやったことはなかったけど、理解しているから生まれる得点」
●インザーギ「重要な勝利。前半は良かった」