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インテル、劇的勝利で冬の王者に! 救ったのはフラッテージ

アルナウトビッチはトンネルを抜け出せず…

6日に行われたセリエA第19節のインテル対エラス・ヴェローナは、2-1でホームのインテルが勝利を収めた。

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ラウタロ・マルティネスが復帰して先発したインテルは、開始13分に先制点。ヘンリク・ムヒタリャンのパスを受けたエースが今季16点目を決めて、1-0とする。

ただ、前半の主導権を握ったのはエラス・ヴェローナだった。立ち上がりから積極的だったアウェーチームにインテルは押し込まれ、辛うじてリードを維持していた。

後半立ち上がりの48分、ムヒタリャンのクロスをフランチェスコ・アチェルビが折り返してラウタロ・マルティネスが押し込んだが、オフサイドで認められず。66分にはラウタロ・マルティネスの落としをハカン・チャルハノールがミドルで狙ったが枠外だった。

すると、交代で両チームの明暗が分かれた。インテルは70分過ぎにマルクス・テュラムとカルロス・アウグストが下がって、マルコ・アルナウトビッチとフェデリコ・ディマルコが入る。一方のヴェローナは、ミラン・ジュリッチとジョシュ・ドイグが退いて、トマ・アンリとフアン・カバルが投入される。

そして74分、ヴェローナは入ったばかりのアンリが大仕事。インテルのアルナウトビッチが収めきれなかったボールを奪って仕掛けると、右からのクロスにアンリが飛び込んで1-1とした。

不振が続くアルナウトビッチは、失点に絡んでしまったことで冷静さを欠いた様子。79分には不運な形だったとはいえ、セットプレーからの決定的なシーンでゴールを奪えず、ゴールポストを蹴飛ばした。

その後、インテルはダヴィデ・フラッテージとアレクシス・サンチェスを入れて勝ち越しを狙うが、なかなか押し込めない。

良くない展開だったインテルだが、諦めない姿勢が最後に実を結んだ。後半アディショナルタイム4分、左サイドからクロスを入れると、アレッサンドロ・バストーニのボレーはクロスバーに嫌われた。このこぼれ球をニコロ・バレッラがボレーで叩くと、GKに止められてしまうが、このボールに詰めていたフラッテージが押し込んで、土壇場で2-1となっている。

しかし、試合はまだ終わらない。その後のヴェローナの攻撃の際、マッテオ・ダルミアンが自陣ペナルティーエリア内でのファウルと取られてPKに。勝ち点2が懸かったPKをGKヤン・ゾマーは読み違えたが、アンリのシュートはポストに嫌われ、試合は2-1のまま終了した。

劇的な形で勝利を手にしたインテルは、2位ユヴェントスとの勝ち点差を暫定で5とし、冬の王者に輝いている。

インテル対エラス・ヴェローナ:ハイライト動画

セリエA公式Youtube
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