「インテルに恨みなんてない」
デンマーク代表のクリスティアン・エリクセンが、2023年のローレウス世界スポーツ年間最優秀復帰選手賞(Laureus World Sports Award for Comeback of the Year)を受賞した。その際に、チャンピオンズリーグ準決勝にも触れている。『FcInterNews』が取り上げた。
エリクセンはインテルに所属していた2021年6月、デンマーク代表としてEURO2020に出場した際、試合中に心停止を起こした。チームメートであるミランのシモン・ケアーの素早い対応もあり一命を取り留めると、その後植え込み型除細動(ICD)を装着する手術を受けた。
ただ、イタリアではICDを装着した選手のプレーは認められていないことから、年末に契約を解除。2022年1月にブレントフォードに加入して復活したエリクセンは、今季からマンチェスター・ユナイテッドでプレーしている。
エリクセンはインテルとミランが対戦するチャンピオンズリーグ準決勝について、次のように語った。
「インテルでは良い時間を過ごした。良い思い出ばかりだから、ミランとの準決勝では元チームメートの決勝進出を願っているよ。友達のケアーには悪いけど、インテルが勝ち進むことを願っている」
「インテルを離れることになってしまったけど、インテルに恨みなんてないよ。イタリアとイングランドではルールが違い、イタリアではこの仕事を続けられなくなってしまった。だから、これが唯一の選択肢だった。僕は復帰したかったから、その道を選んだというだけだね」