FIGCが決定
イタリアサッカー連盟(FIGC)は22日、ロメル・ルカクの出場停止処分を撤回することを発表した。これにより、インテルはコッパ・イタリア準決勝セカンドレグを起用することができるようになった。
ルカクはユヴェントス戦のファーストレグでPKを決めた際に見せたジェスチャーで警告を受け、同試合2枚目のイエローカードで退場となり、セカンドレグに出られないことになった。その後、インテルはこのカードを不服として上訴したが、棄却されていたところだ。
しかし、FIGCのガブリエレ・グラヴィーナ会長がこの最終決定を覆し、出場停止処分が取り消された。『ANSA通信』は、「特別な根拠により、例外的な処置がとられたと表現。「人種差別と闘うということは、スポーツが生まれた根幹要素の一つ。よって2度目の警告については恩赦を与える重大な理由があると判断した」とFIGCは説明している。
ルカクはこれを受けて公式サイトにコメント。「非常にうれしく思う。FIGCの会長はとても繊細であることを示してくれた。彼の介入により正義が認められた。それはスポーツ界全体、そしてさらに広域な世界に対しても大きなシグナルになると信じている。人種差別と闘う意志が示されたんだ」と喜びと感謝を述べている。
●上訴棄却のインテル「大きな悲しみ。被害者が唯一の加害者に」
●インテルの上訴は棄却。ルカク、ユヴェントス戦欠場が確定
●インテル関連記事はこちら