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「インテルは不運で片付けてはいけない」ベンフィカ戦のカギを語るアダーニ

ラウタロ・マルティネスがキーマンと予想

現役時代にインテルでもプレーしたダニエレ・アダーニが、8日付け『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で現在の古巣について語った。現在の不振を「不運」で済ませてはいけないと考えている。

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インテルは6日のセリエAでサレルニターナに1−1と引き分けた。多くの決定機があったが決められず、終了間際にアントニオ・カンドレーヴァのクロスがそのままゴールに吸い込まれて勝ち点2を落としている。これで公式戦6試合なしという状況のまま、チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグのベンフィカ戦に臨むことになった。

アダーニは次のように分析している。

「状況は明らかだ。ただ、物事が繰り返されるとき、幸運とか不運とかいう問題ではない。インザーギとチームが、これを不運なエピソードで片付けてしまったら、それは大きな間違いだ。その考えを払しょくするのは大変だからね」

ベンフィカ戦については、次のように話した。

「ベンフィカはポルト戦を落としたかもしれない。ただ、シーズンを通して1、2試合しか落とさないようなチームだ。ナポリのようなところもある。ルイ・コスタ率いるディレクター部門は強いし、ロジャー・シュミット監督のアイディアも素晴らしい。つまり、インテルは完璧にやらなければいけない。最近うまくいかないところ、要するに2つのペナルティーエリアで幸運をつかまなければいけない」

「シュミットのチームに比べると、インテルにはラファ・シルバみたいなライン間の天才肌がいない。サイドにしても、1対1で違いを生むことはないね。ただ、インテルはセリエAでパスをつなげるチームだし、フィジカルもあって、FWの動きもある。だから多くのチャンスをつくっている。ベンフィカ戦ではそうもいかない。だから、前線はもっと狡猾に、後方はもっと堅固でなければいけない」

ベンフィカ戦のカギは誰になるだろうか。

「ポルト戦のとき、私はルカクだと言った。結局決めたのは彼だったね。今回はラウタロと言っておこう。彼はいま調子を落としているが、ここで抜け出さなければいけない。25歳でここまでチャンピオンズリーグ8ゴールだ。世界最強と呼ばれるレベルの野心を持つ選手としてはまだまだ少ないだろう」

ラウタロ・マルティネスが一皮むけることへの期待は大きい。フィジカルが万全ではないのではと問われると、次のように答えた。

「そうかもしれない。ただ、彼はコンディションを技術的な力と献身性でごまかせるタイプだ」

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