幸先良く先制も…
セリエA第29節のサレルニターナ対インテルが7日に行われ、1-1の引き分けで終了した。
チャンピオンズリーグ準々決勝ファーストレグのベンフィカ戦を控えるインテルは、マルセロ・ブロゾビッチがベンチスタートで、クリスチャン・アスラニが先発入り。前線にはロメル・ルカクとホアキン・コレアが入った。
試合はいきなり動く。開始6分、ルカクがヘディングで落としたボールはコレアにわずかに合わなかったが、これでできたスペースにロビン・ゴセンスが走り込み、左足でゴールネットを揺らした。インテルにとっては久々の流れの中からのゴール。公式戦直近5試合でPKによる2ゴールのみだっただけに、理想的な立ち上がりとなった。
しかし、簡単な試合にはならない。主導権を握ったインテルだが、相手GKギジェルモ・オチョアが好守を連発し、2点目を奪えなかった。
後半に入っても同じ展開。ルカクの決定的なシュートが弾かれるなど勝負を決めることができず、次第にサレルニターナがリスクを冒して前に出てくるようになり、インテルはピンチが続いた。
相手が前に出たことでインテルにもチャンスがあったが、やはりルカクも途中出場のラウタロ・マルティネスも追加点は決められなかった。
すると、恐れていた事態が現実になってしまう。サレルニターナは右サイドのアントニオ・カンドレーヴァが縦への仕掛けからクロスを入れると、精度を欠いたボールがゴール左隅への絶妙なループシュートに。土壇場で1-1となった。
急いで猛攻に出るものの、アディショナルタイムの4分間では何もできず、試合終了を迎えた。これで公式戦6試合白星なし。これは2018年2月以来の不振だ。好調時であれば不運で片付けられるドローだとしても、再び激しい非難にさらされそうだ。