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インテルが警戒すべきは?ベシーノも前節先発、ラツィオはどんなチーム

【写真】Nicolo Campo / Shutterstock.com

トリノ戦の戦いぶりを振り返る

インテルは26日、セリエA第3節でラツィオと対戦する。3連勝が懸かるオリンピコでのゲームを前に、ここまでのラツィオの戦いぶりをチェックする。

これまでのメンバー

開幕戦でボローニャに2-1で勝利していたラツィオは、20日の第2節でトリノと対戦。敵地で0-0と引き分けた。ラツィオの先発メンバーは以下のとおり。

~4-3-3~
GK プロヴェデル
DF ラッザリ、パトリック、ロマニョーリ、マルシッチ
MF ミリンコビッチ=サビッチ、カタルディ、ベシーノ
FW フェリペ・アンデルソン、インモービレ、ザッカーニ

●ラツィオ新加入選手、退団選手、基本システム、監督・主将など【22/23セリエAチーム情報】

開幕戦からのメンバー変更は2つ。GKマキシミアーノがボローニャ戦でいきなり退場したため、GKはプロヴェデルが入った。中盤はボローニャ戦で先発だったバシッチが外れてベシーノが入っている。

新加入ロマニョーリ安定、カギになるのはどこ?

マウリツィオ・サッリ監督率いるラツィオは、今季ももちろん後方からつなぐスタイル。新戦力のアレッシオ・ロマニョーリはラツィオ移籍で信頼を手にして自信を取り戻した様子もあり、落ち着いたプレーをしていた。ボールを運ぶ際の視野も広く、中盤を飛ばしてザッカーニの足もとに鋭いパスを入れるシーンも。サッリ監督が求めていた左利きのセンターバックとしての仕事ができている様子だ。

ラツィオ最大の武器はもちろんチーロ・インモービレだが、トリノ戦は完封された。GKヴァンヤ・ミリンコビッチ=サビッチの好守もあったが、特にセンターバックのアレッサンドロ・ボンジョルノの気迫あふれるプレーに自由を与えてもらえなかった。その中でも決定機に絡むあたりに昨季得点王の能力の高さを感じるが、インテルとしてはこのまま沈黙してもらいたいところだ。

一つのカギになりそうなのは、インモービレの手前をどう抑えるか。ラツィオはインモービレを目指す前に3トップの外を目指すことが多い。フェリペ・アンデルソンザッカーニにボールが入ると、インモービレがゴールを狙いやすくなり、ミリンコビッチ=サビッチら2列目から飛び出してくる選手も脅威になる。サイドバックも強力なため、その芽を摘みたいところだ。

一方、攻撃面ではインテルの両ウイングバックに期待したい。トリノは攻略こそできなかったものの、サイドチェンジから両サイドがフリーでパスを受けてマルシッチやラッザリに仕掛ける場面がたびたびあった。ドゥンフリースの爆発力のある突破、抜ききらずにディマルコがクロスを上げるなど、インテルであれば十分に攻略は可能なはずだ。

サッリ監督のチームらしく、ディフェンスラインは高く設定されており、ルカクとラウタロ・マルティネスがどう攻略するかも見物。チャルハノールなど技術のある選手があえて密集の中で受ける形も面白そう。

ラツィオのセンターバックはラインコントロールにビルドアップと、こなすべきタスクが多い。インテルが圧力をかけ続ければ90分間持続することは困難なはず。その隙を見逃さずに得点を奪えれば勝機はみえてきそうだ。

ラツィオは第2節までにレッドカード1枚、イエローカード6枚と、かなりファウルが多くなっている。サッリ監督は試合後、「なぜかは分からないがちょっとナーバスになっている。全員の力が必要だから、しっかり原因を分析しなければいけない」と反省も口にしていた。これもインテルが狙いたいポイントの一つかもしれない。

トリノ対ラツィオ:ハイライト動画

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