500万ユーロ+ボーナスで原則合意と言われるが…
インテルのミラン・シュクリニアルは、残留の可能性が高まっている。少なくとも、『コッリエレ・デッロ・スポルト』はそう確信している。
同紙は、インテルがこの夏にシュクリニアルを手放すことはないとした。
まずテクニカルな理由として、ブレメル獲得を逃したことで戦力的にシュクリニアルを放出することができなくなったことを挙げている。また、ブレメル騒動のあとでクルヴァ・ノルドがクラブオフィスの前に横断幕を出し、シュクリニアルを放出するなというメッセージを明確にした。シュクリニアルを売れば、ティフォージからの反発は厳しいものになるはずだ。
シュクリニアルと続ける意思を固めたインテル。現在の本当の狙いは、同選手との契約延長だと記事は強調した。シュクリニアルの契約は残り1年で、フリー退団だけは絶対に回避しなければいけないからだ。
シュクリニアルとインテルは、すでに年俸500万ユーロ+ボーナスの条件で大筋合意に達していたとされているが、実際に契約書にサインをするのは9月以降になるという。シュクリニアルがインテルに愛着を持っていることは好材料だとしても、水面下でさまざまな誘惑があることは明白。実際に契約書へのサインが完了するまで、インテルは不安な日々を過ごすことになる。
インテルがシュクリニアルを放出するとしたら、今夏8000万ユーロ以上のオファーが届いた場合のみだと同紙は伝えており、ビタ一文まけるつもりはないという。パリ・サンジェルマンの動きが鈍化したことを考えると、これからこのオファーが届く可能性はほぼない。
インテルのミッションは、シュクリニアルを高く売ることから、契約更新に取りつけることへシフトしたのかもしれない。