下積み時代とプロとしての心構えを語る
インテルのアンドレア・ラノッキアが、イタリアサッカー選手会(AIC)のインタビューに応じた。
ラノッキアは下積み時代も今の糧になっていると感じているおり、次のように話している。
「最高の才能を持ち、すぐに頭角を現す選手もいるけど、僕は違った。セリエCでもBでもやった。Aにしたって、バーリからだったね。それからジェノアにいって、インテルにたどり着いたのはそのあとだ。大変だってけど、すごく有益だったね。Cのときなんて、試合のために700kmのバス移動なんてのもあった。それにピッチコンディションなんてひどいものだったよ。それら全てが僕を形成したね」
「2017年にハル・シティで経験したことは、とても役に立った。違うカルチョ、違う練習を経験させてもらった。多くの視点を持つことで、様々な角度から物事をみられるようになったと感じるよ」
ラノッキアは現在のインテルで完全なベンチ要員だ。
「インテルにいるということは、優れた選手でなければいけないということだ。そうでなければ、残ることはできない。大前提として、誰も何も与えたりはしないということがある
「誰でもインテルに行けるわけじゃないし、ユヴェントスやミランもそういうことだ。そこにいるということは、それにふさわしいってことだよ。毎シーズン50〜60試合に出ていなくても、そのときに機能するかどうかだ。プロフェッショナルにたどり着いた者は、そこにたどり着けなかった者がどれだけいるか分かっているとは限らない。ケガやいろいろな理由もあるだろう。もちろん、それぞれの力もあるけど、結局はそこにたどり着いた者は、それに値するってことだ。繰り返しになるけど、誰も何も与えてくれたりはしないものだよ」
現役引退後のプランについても問われた。
「たまに考えたりするけど、いまのところ明確な答えは出ていない。プロとしての道が終わったときに、それが分かってくるのだと思う。そのうち見つかるものだと思うよ」
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