インテルのジュゼッペ・マロッタCEOが、スクデット獲得を喜んだ。2日に『スカイ』などでコメントを残している。『FcInterNews』が伝えた。
マロッタCEOは2010年から18年にかけてユヴェントスでCEOなどを務めてきた。その後、インテルに“移籍”し、ユヴェントスのセリエA連覇を9で止めている。
コンテとともにまた優勝できると確信していたか
「勝者の監督というのは、コストも膨らむものだと思う。ただ、問題はない。雇う選手を一人減らして、優れた監督を雇う方が良いはずだ。すでにスパレッティという優れた監督と契約していた。その中での難しい決断だったことも忘れないでほしい。ただ、適切なタイミングで適切な監督が現れたときに決断をした。トリノで知っていたから、彼がリーダーの役割を果たしてくれると思ったよ」
インテルのサイクルはどう始まったのか
「アントニオ・コンテの登場により、監督の問題は解決した。彼は我々に十分な保証を与える。パンデミックは財政面で我々に大きな問題を引き起こし、人件費の調整を強いられる。ただ、アントニオも言ったが、これはあとで話すことだ。まずはこの瞬間を楽しもう。来年も優勝したい。星(スクデット10回につき1つ付けることが許可される)を2つにしたい。そうなれば、みんなにとってより素晴らしいものになるだろう」
ディレクターとして最も厳しかった時期は?
「物事がうまくいっていると、大きな問題も小さくなる。逆もまたしかりだね。コンテのことはよく知っている。彼がそういった発言をするのは、クラブをもっと刺激したかったからだ。彼は物事を行う上でのスピードがあって、刺激になりたかった。彼は正面切って物を言うタイプで、私はそういう人間を好む」
「ユヴェントスとの差が部分的に縮まった。ただ、7月1日からは新しいシーズンであり、また困難が待ち受けている。ミラン、ナポリ、アタランタ、ほかにも優れたクラブがある。アタランタはどこにもっても良い見本で、ガスペリーニが種をまき、彼のカルチョをさらに強化している。私からみて、アタランタはスクデット候補の一つだ」
なぜユヴェントスを離れたのか
「私は出ていったわけじゃない。発生した状況について意見の相違があったから、合意の上で去ったんだ。そういったことが起きた場合は、マネジャーが一歩引くのが正しいと思う。それからスティーブン・チャンのメッセージを受け取り、すぐにこの新しい挑戦に取り組むことを決めた」
インテルで最も誇りに思っている獲得は?
「問題はたくさんあった。一番困難だったのは、ロメル・ルカクで間違いない。それだけ高価だったね。ただ、コンテは確信を持っていた」
ラウタロ・マルティネス放出の噂
「選手たちにはタイトルに集中してもらいたかった。だから全ての話し合いと一時中断した。彼は我々が将来に向けて大事にしたい選手だ。ただ、今はお祝いにフォーカスしてほしいと思っている。いまは優勝を喜ぶときだ。彼とバストーニは現時点で話していないが、全く問題はない」
アグエロやボアテングのフリーでの獲得は?
「クラブのスカウト活動はピエロ・アウジリオのもと、優秀なメンバーが常に動いており、一緒に補強について話し合っていく。ただ、今日はまだ早い。まずはスクデットを存分に祝福したいね」