インテルのロメル・ルカクが、トップフォームを取り戻すために全力を尽くしている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が12日に特集した。
インテルで絶対的な存在感を放っているルカクだが、最近はやや調子を落としている。コッパ・イタリア準決勝セカンドレグのユヴェントス戦でも決定的な活躍はなく、厳しい評価となった。
それもそもはず、ルカクは今シーズンの公式戦で2181分間プレーしており、これはセリエAのFWでトップの出場時間だ。さらに、『ガゼッタ』はルカクの筋肉量も負担だと指摘。一般的な選手よりも大きな身体ゆえに、その負担も大きいとしている。
ただ、ルカクのコンディションはこれから上がるものとみられる。
もともとルカクは、徹底的なケアをしてコンディションに気をつけている。その一つが、最近購入して話題となったベッドだ。新たなベッドの値段とあまりの大きさが反響を呼んだが、何よりもこだわったのはマットレス。腰のトラブルに悩まされているからこその選択だった。
また、最近では自宅に寒冷療法(クライオセラピー)用の浴槽を購入した。こちらは主に試合後などに使っている。イングランド時代も使っていたが、アッピアーノまでは距離があるため、自宅にも導入し、日々ケアを行っている。さらにルカクの家には高気圧酸素治療用の部屋もあり、自己管理は徹底している。
問題は、これらを活用する時間だった。試合翌日はリカバリーメニュー、アウェーゲーム前日は移動があるなど、身体のメンテナンスをする時間は十分になかった。
しかし、ヨーロッパの大会が再開となることで、インテルは過密日程から解放され、しばらくは週1ペースで試合だ。このペースであれば、ルカクがここまで見せてきた圧倒的な存在感を再び取り戻すかもしれない。