かつてインテルでプレーしたズドラフコ・クズマノビッチが、『FcInterNews』のインタビューに応じた。
クズマノビッチは2013年から2015年にかけてインテルに所属。その後古巣のバーゼルに復帰すると、ウディネーゼ、マラガでのプレーを経てバーゼルに帰還。昨年アキレス腱を負傷すると、復帰は叶わずバーゼルとの契約は満了した。
今の生活は?
「とても良いよ。プレーヤーは引退して、スパイクを脱いだ。今は家族との時間を楽しむときだ。今後についてだけど監督は考えていない。ディレクターの方をイメージしている」
インテルといったらどう答える?
「良い思い出さ。間違いなくね。インテルのような世界の主要クラブの一つでプレーするというのは夢の実現だ。簡単な時期ではなかったとしてもね。私がインテルに加入したときは、様々な変化の最中だった」
もっと良い結果が得られたと思う?
「間違いないね。僕たちはもっとできたはずだ。イタリアでもヨーロッパでもね」
当時のベストプレーヤーは?
「すごい選手がたくさんいた。サネッティ、サムエル、ミリート。コバチッチは若かったね。でも、僕は誰よりもカンビアッソ推しだった。真のカンピオーネだ」
個人的にイタリアで最も仲が良かったのは
「ハンダノビッチとグアリンを挙げさせてもらうけど、インテルではみんなと良い関係だった。あと、フィオレンティーナでトマシュ・ウイファルシが助けてくれたことは話さなければいけないね。ドイツ語で話せたし、いろいろ親切にしてもらった。アドリアン・ムトゥもだ」
今のインテルについては?
「もっとできるね。良い選手を獲得した。ネラッズーリはタイトルを争わなければいけない。優勝できるよ。ハキミは右サイドで素晴らしい。ビダルはフェノーメノで、どこでもタイトルを獲ってきた。ブロゾビッチは本当に強く、ルカクは違いを生むアニマルだ」
ブロゾビッチの名前を挙げた。彼はあなたの時代のカンビアッソになり得るか
「すごく難しい。理由を話そう。エステバンは全てを勝ち取った。カンピオナートもチャンピオンズリーグもね。インテルの選手である以上、周囲は優勝を期待する。そうでなければ、インテルの歴史に名を残すなんて無理なんだ。タイトルを掲げた者が人々の記憶に残る。今のところ起きていないね。それが叶うまで、アルゼンチンの聖なるモンスターと比較することはできないよ」
「マルセロに限らず、インテルの現在のほかのメンバーも同じだ。だから、現時点でカンビアッソと並べられる選手はいない。カンビアッソは1、2年だけじゃなく、何年にもわたってインテルに貢献してきた」
「私からみて、ブロゾビッチは本当にすごい選手の一人だ。でも、タイトルが足りない。チームメートとともに成し遂げられるか見守っていこう」