インテルのアントニオ・コンテ監督が30日、パルマ戦の前日会見に臨んだ。『FcInterNews』などがその様子を伝えている。
パルマはオープンなゲームが多い
「正直なところ、パルマには独自の顔つきがあると思う。リベラーニのチームは常にカルチョをしようとするね。どの試合にも、その背後に戦略があるものだ。我々にあるように、パルマもそれを持っている」
ロメル・ルカク
「彼はシャフタール戦のフリーキックを蹴った際に筋肉に問題を抱えた。その疲れがまだ残っている。彼の回復のためにベストを尽くす。ロメルが我々にとって非常に重要だということは君たちが知っているとおりだ。ほかの選手もそうだね。代表で問題を抱えたサンチェスも同じだ。残念ではあるが、何人かは新型コロナウイルスから戻ってきている。私は起用できる自分の選手を信頼しているよ」
アレクシス・サンチェス
「サンチェスもまだ準備ができていない。ドクターのOKを待っているところだ。プレーしたいという選手の気持ちに任せて出すことで、間違った判断につながることは少なくない。我慢強く待たなければいけないね。特に選手たちも責任を背負わなければいけない。ムリをすることで結果としてチームに悪影響を与えることもある。しっかり状況を認識すべきだね。あらゆる面で経験だと思う。私やメディカルスタッフ以上に、選手たちがね」
ロベルト・ガリアルディーニ
「ヤングのことは意外だったかもしれないが、いずれにしてもスタッフがこの緊急事態にうまく対処した。自宅にいながら調子を保つように努力してきたよ。どの状況もボーダーライン上にあり、リスクを冒すことは難しい。同時に我々は練習をしていることを知っていて、ペリシッチには休養の必要がある。ガリアルディーニの調子は良い。家でしっかりと調整してきた。彼が再び起用できるのはうれしいことだ。中盤と前線はこの状況の影響をモロに受けているからね」
ガリアルディーニ復帰によってビダルのポジションを上げる?
「アルトゥーロは非常に成熟した選手だ。前に私のもとでやったときは、もっと攻撃的だった。何度もスペースに飛び出したね。より成熟した今、私は彼に全てを要求できる。MFの特長を見ると、多くの場合、守備よりも攻撃の方に目がいく。だから、私はアルトゥーロにより戦略的なことを求めるんだ。ただ、いずれにしても、彼がもたらしているパーソナリティや経験、狡猾さといったものにとても満足しているよ」
「彼はしばらくバルセロナでプレーしていない状況からの加入だが、起用しなければいけない状況が続き、代表でもプレーしている。そういった意味での不安が少しあった。それでも良い反応を見せ続けたね。チャンスがあれば少し休ませたい」
マルセロ・ブロゾビッチに満足しているか
「私は選手個々が与えているものに満足している。それは二重の満足だ。この選択肢が限られる状況下でよくやってくれているからね。練習での疲労度を見たときも、これ以上の頑張りを求めることはできなかった。ブロゾビッチはここ2試合でとても重要だった。彼は自分の伸びしろを分かっている。ただ、私が満足するとはできない。彼に対しても、ほかのみんなに対してもね。みんなよくやっている。プレーするのが困難でも、意欲を持ってやっている」
イバン・ペリシッチ
「ペリシッチは昨シーズン、ストライカーとしてプレーしている。彼にはストライカーの特長があり、2トップの選択肢になり得る」
アンドレア・ピナモンティ
「ピナモンティはインテルに戻ってきて、成長しなければいけない。ただ、素晴らしい姿勢で取り組んでいるよ。良い形で我々のアイディアに入った。だから、不在のルカクとサンチェス、常にプレーしているラウタロのかわりの候補に入ってこなければいけない。注意深く評価していくよ」