スポルティングCPに2−1
ナポリは1日、UEFAチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第2戦でスポルティングCPと対戦し、2−1で勝利を収めた。ナポリは、本来の落ち着きを取り戻したようだ。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学【イタリア企業とコラボ】ミラン戦後に批判
ナポリはセリエA第5節でミランに敗れ、今季リーグ戦初黒星を喫した。
ミラン戦では、交代時にケヴィン・デ・ブライネが不満をあらわにしたことが話題になった。
『DAZNイタリア』の映像によれば、デ・ブライネは交代時に「Fucking hell, we are losing man!(クソッ、俺たちは負けてるんだぞ!)」と口にしており、監督の交代に対する怒りと捉えられている。
しかし、この一戦ではデ・ブライネのアシストからラスムス・ホイルンドが2得点を挙げ、勝利の立役者となったことで、評価は一変した。
『スポルトメディアセット』は7.5の採点を付け、次のように評している。
「ミラン戦後の批判に対し、ホイルンドへの教科書通りの2アシストで応えた」
「1つ目はまさにワールドクラス。ボール奪取、ドリブル、そしてスペースへの縦パス。そして2つ目は右足で完璧に合わせたクロスが味方の頭にピタリだった」
「マンチェスター・シティ時代のように常にプレーの中心というわけではないかもしれないが、彼が輝けばナポリもまるで別のチームのようになる」
「追加点の直後に交代し、コンテとハイタッチを交わして、模範的な生徒のようにベンチに座る。騒動はこれにて終了」
コンテ「許しを請うようなことはなかった」
試合後、『スカイ』のインタビューに応じたデ・ブライネは「問題なんて一度もなかった。僕は勝ちたいし、ピッチで違いを生み出したい。監督との間に問題はなかったんだ」とコメントした。
一方、アントニオ・コンテ監督は試合後の会見で、「彼が許しを請うようなことなんて何もなかった」と述べ、そもそも周囲が問題と言っているようなことは起きていなかったと強調した。
また、デ・ブライネのアシストでドッピエッタを達成したホイルンドは「彼はすでにスポーツ界のレジェンドだ。彼がボールを持ったら、そこに走り込む。そうしたら必ずボールがやってくると感じる。そんなクオリティの選手と一緒にできて、本当に幸せだ」と、頼れるベテランの存在を称えた。
負傷者の続出とミラン戦の敗北で暗雲が立ち込めたように見えたナポリだが、周囲が騒いでいるだけなのかもしれない。