セリエCでトラブル、アウェーチームは運営側に苦言
セリエCのノヴァーラは27日、クラブ公式サイトで声明を出し、前日起きたヨアン・ベナルアンの暴行騒動について説明している。
問題が起きたのは、セリエCのピアチェンツァ対ノヴァーラの試合後。スタジアム外でベナルアンがピアチェンツァのファンを殴り、その場にいた警察に捕まって事情聴取を受けた。このファンは10針ほど縫うケガをしたとされている。
ただ、ノヴァーラ側にも言い分があるようで、ミケランジェロ・ヴィターリGMの名義で次のように説明している。
「ピッチの内外にかかわらず、暴力はいかなる形でも許されない。ピアチェンツァ対ノヴァーラの試合後に起きたことは、いかなる正当性もない」
「試合後、マッシモ・フェッランティ会長がスタジアムを出る際に地元のファングループに囲まれ、暴言を浴びせられた。このファンたちは、ノヴァーラの選手2人にも襲いかかり、うち1人は人種差別的な言葉を用いて何度も突き飛ばしてきた。これら全てのことが、この試合を安全に運営する責任機関の管理下で行われた。怯えた選手たちは、自分たちを守るために反応した」
「ノヴァーラは選手の反応を正当化するつもりはない。暴力はいつだって間違いだ。ただ、こういったイベントのセキュリティが十分であれば、地元の過激ファン集団の一部がアウェーチームの選手・関係者と接触する事態は防げたはずだ」
「クラブのメンバーの安全が脅かされることは容認できない。こういったことが二度と起きないこと願っている」
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