ユヴェントス、ローマ、ナポリなども注目のデンマーク人MF
レッチェのMFモルテン・ヒュルマンドが注目を高めている。ユヴェントスやローマなどへの移籍が噂され始めたデンマーク代表MFは、どんな選手だろうか。
プロフィール
モルテン・ヒュルマンド(Morten Hjulmand)
生年月日:1999年6月25日(23歳)
国籍:デンマーク
ポジション:MF
身長:185cm
これまでのキャリア
デンマーク人のヒュルマンドは、コペンハーゲンの下部組織で育ったあと、2018年にオーストリアのアドミラ・ヴァッカー(Admira Wacker)に移籍した。すぐに定位置を獲得したオーストリア1部リーグでコンスタントにプレー。ただ、アドミラ・ヴァッカーはオーストリア1部リーグで下位に低迷するクラブ。2021/22シーズンで最下位になって2部に降格したレベルのチームで、デンマークで各世代別代表を経験していたとしても、世界的に注目の若手とは言えなかった。
それでもレッチェはヒュルマンドに着目。2021年1月に17万ユーロの移籍金で獲得した。するとヒュルマンドはすぐにレギュラーを獲得し、2021/21シーズンセリエBでレッチェの優勝に貢献。今季はセリエAで戦っている。
セリエBで1年半を戦ったあと、ヒュルマンドは今季からレッチェでキャプテンマークを巻いている。これはセリエAのカピターノで最年少。その活躍はさまざまなところで知られるようになり、1月の移籍市場ではサウサンプトンから1100万ユーロのオファーがあったと言われている。2023年3月現在、ローマ、ユヴェントス、ナポリなどが関心を持っているそうだ。
デンマーク代表としては2017年にU-18に呼ばれたあと、各世代の代表を経験した。ただし、A代表デビューはまだ。いずれにしても、もうすぐでデビューの時を迎えそうだ。
レッチェのパンタレオ・コルヴィーノTDは以前、ヒュルマンドについて「オーストリアリーグの最下位チームから獲得したが、近年でブラホビッチの次に大きな発見だと言える」と話していた。
プレースタイル
ヒュルマンドの2022/23シーズン1試合あたりの走行距離は11.061km(セリエA公式2023年3月2時点)。リーグで上位の運動量だ。このハードワークを土台に守備的MFとして活躍。相手の攻撃の芽を摘むほか、正確なフィードも売りで、左右にボールをさばく力が長けている。
ここまでセリエAでのゴールはないものの、アシストは4つ記録しており、攻守両面においてレッチェの柱だ。
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マメ知識
- イタリアに到着して2カ月で通訳は必要なくなった。当時の指揮官であるエウジェニオ・コリーニのコンセプトを早々に理解したため、不要になったという。
- 2年間でイタリア語を習得しただけでなく、レッチェの方言も使いこなす。また料理も得意で、レッチェのあるプーリア州でお馴染みの耳の形をしたパスタ「オレッキエッテ」も自分で作るほど。(『ミヌーティ・ディ・レクーペロ』)
- イタリアで活躍中のデンマーク人と言えば、アタランタのラスムス・ホイルンドも注目されている。こちらは2022年夏にシュトゥルム・グラーツからアタランタに加わったが、移籍金は1700万ユーロ。ヒュルマンド獲得にレッチェが支払った額の100倍。
- コルヴィーノTDは「17万ユーロで獲得した」と最近のインタビューで発言。「タダで獲得した選手でも年俸が高いことはある。サラリーも獲得に必要とした金額も安くてはじめて掘り出しものだ」と鼻高々に(?)語っていた。
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