イタリアのスポーツ界全体で改善を目指すべきと考えるマロッタ
インテルのジュゼッペ・マロッタ会長が1日、『スカイ』のインタビューに応じた。その中で、EURO2024で早期敗退となったイタリア代表に触れている。
ルチアーノ・スパレッティ監督やイタリアサッカー連盟(FIGC)に対する憤りの声が噴出しているイタリアだが、マロッタ会長はもっと大きな枠での問題だと感じているようだ。
「イタリアは良い状況ではない。EURO2024敗退は、確かに我々に失望を与えている。ただ、勝つのはいつだって1つだけで、私は性急な判断には反対だ。批判には賛成だよ」
「セリエAもその要素で、あらゆる要素についての批判があるべきだろう。クラブの優秀な監督やマネジャー陣は、代表の利益のために行動すべきだ」
「イタリアのスポーツ界の大きな問題は、我々がシステムではないということだ。個人主体なところを脇において、ビジョンを持って取り組む必要がある」
「私は以前から言っていることだが、施設の問題がある。時代遅れだ。統計上、優れたスポーツ選手は裕福な家庭の出身ではないことが多い。しかし、カルチョに取り組むにはお金がかかる。多くの家庭やこどもたちが、カルチョをお金で諦めている。それは正しいこととは言えないだろう」