ローマの期待の星であるニコロ・ザニオーロは、順調に成長していくだろうか。ティフォージの不安を、父のイゴールさんが取り除こうとしている。『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。
ローマは現在、エヴァートンのFWモイーズ・キーンを獲得しようとしている。イタリア期待のストライカーはイングランドで苦しんでおり、イタリア復帰が話題になっているところ。先日、自粛要請中にパーティーをしていたことが発覚し、立場はさらに悪くなっている。
「だからユヴェントスはキーンを手放したんだ」
そうSNS上で主張するティフォージもいて、同世代のザニオーロに悪影響が出るのではないかと不安の声が聞こえているという。というのも、2人は昨年のU-21 EUROで問題を起こした。宿舎で同部屋だった2人は、ゲームに熱中するなどして遅刻を繰り返し、ルイジ・ディ・ビアージョ監督から処分された過去があるからだ。
キーン獲得にネガティブな意見は少なくなく、「良い選手だけど、バロテッリやカッサーノと同じようになるリスクがある」「すごい選手だけどノーサンキューだ」と、一部ロマニスタたちは声を上げた。
ただ、ザニオーロの父イゴールさんは『コッリエレ・デッロ・スポルト』に対して、「キーンは本当に良いヤツだとニコロが言っていた。少し元気すぎるのは抑えなければいけない。それは当然だが、彼らはまだ若い。ごく普通のことがしたいけど、周囲の目もあるからね」と語っている。
そして、「もしモイーズがローマに来ることになったら、この段階における成長を手助けできると願っている。モイーズはこれを克服できれば、ヨーロッパでトップクラスのアタッカーになれるはずだ。ニコロは後退することを望んでいない。常に良い態度で臨み、このステップを乗り越えた。そして、モイーズの助けをしたいとも思っている」と述べた。