移籍金2000万ユーロ程度で決着か
ローマが、ユヴェントスのフェデリコ・キエーザ獲得に近づいている。『コッリエレ・デッロ・スポルト』が5日に伝えた。
ダニエレ・デ・ロッシ監督は、キエーザを高く評価しており、ローマはこの移籍市場で積極的に動いてきた。最初は夢だったものの、日増しに現実味を帯びてきているという。
ユヴェントスは、契約が残り1年のキエーザをなるべく高額で手放したいところだったが、EURO2024が終わり、めぼしいオファーはないという。2500万〜3000万ユーロのオファーはもう期待できないため、最終的にローマと2000万ユーロ程度で話をつける可能性があるという。
ローマは、選手本人に対する年俸なども調整して交渉を続けているところで、最終的に取引が成立するものとみられている。
また、同紙によると、ローマはアトレティコ・マドリーのロドリゴ・リケルメにも興味を持っており、関係者との接触が続いているとのこと。アトレティコ・マドリーが要求する3000万ユーロは高すぎるため、こちらはまだ交渉を重ねる必要がありそうだ。
ユヴェントスのターゲットは?
キエーザを手放すことが濃厚なユヴェントスは、そのお金で誰を狙うのだろうか。『ラ・スタンパ』は、マンチェスター・ユナイテッドのジェイドン・サンチョ獲得の動きが強まるとみている。
ボルシア・ドルトムントへのレンタルで輝きを取り戻したサンチョだが、ユナイテッドはエリック・テン・ハフ監督の続投が決まったため、居場所を見つけるのは難しい。ユナイテッドはレンタルに出すことも視野に入れているそうで、ユヴェントスは獲得のチャンスがあるとみられている。
チアゴ・モッタ監督を迎えたユヴェントスは、そのほかにも多くの選手の入れ替わりが取り沙汰されている。5日にGKミケーレ・ディ・グレゴリオがメディカルチェックを受けており、正式決定が間近。これから様々な動きがありそうだ。