ローマは4日、2021/22シーズンからジョゼ・モウリーニョ監督がトップチームの指揮を執ることを発表した。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、“スペシャル・ワン”の最初のフレーズにスポットライトを当てている。
「Daje Roma!」
モウリーニョ監督はローマ指揮官就任発表のあと、自身のインスタグラムを更新。ローマ行きを決断した理由などに触れた。
モウリーニョの言葉はこちら
その最後に同指揮官は「Daje Roma!」と記している。この「Daje(ダイェ)」はローマの方言。「Forza(フォルツァ)」のローマ版のような言葉であり、これを使ったことで、よりローマのティフォージは喜びをあらわにしている様子だ。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』もこのフレーズに注目。というのも、インテル時代にも同じような光景があったからだ。
インテル監督就任会見では…
思い起こされるのは2008年。インテル監督就任時の会見でモウリーニョ監督の発言だ。当時チェルシーからフランク・ランパードを獲得するのではないかと再三話題になっていたことについてしつこく問われると、「Non sono pirla(私はバカじゃない)」とニヤリとして返答。これに会見場が沸いた。
当時の映像はこちら
この場合、「Pirla(ピルラ)」が北イタリアの方言。イタリアにきたばかりのモウリーニョが、あえてその土地の言葉を話したことは驚きだった。
今回もローマの言葉を混ぜてあいさつをしたモウリーニョ。すでにティフォージの気持ちをつかみ始めているのかもしれない。