クバラツヘリアはPK失敗も絶妙アシスト
21日に行われたチャンピオンズリーグ・ベスト16ファーストレグでナポリは敵地でフランクフルトと対戦し、2-0で先勝した。
序盤から主導権を握ったナポリは、35分に決定機を迎える。ペナルティーエリア内で相手後方からボールをスティールしたオシメンが蹴られてPKを獲得。しかし、このチャンスをクバラツヘリアが決められず、先制点は決められない。
だが、悪い雰囲気が漂う前に先制した。40分、自陣右サイドでのインターセプトから速攻。即座に動き出したロサーノが右サイドのスペースで受けてグラウンダークロスを入れると、オシメンが押し込んだ。
その直後にもロサーノからオシメンに同じようなクロスが通ってゴールネットが揺れたものの、こちらはオフサイドで得点が認められず、1-0で折り返した。
後半に入って58分にナポリの優位が決定的なものになる。コロ・ムアニのドリブルをザンボ・アンギサがスライディングで止めにいったところ、コロ・ムアニにスパイクの裏で踏まれた。目の前で見ていた主審は即座にレッドカードを提示。相手エースはセカンドレグにも出られないことが決まった。
65分にはクバラツヘリアが躍動。バイタルエリアで3人に囲まれながらパスをつないだクバラツヘリアは、ペナルティーエリア内でリターンを受けて華麗にターン。前を向いたところでヒールで落とすと、これを感じていたディ・ロレンツォが左足で流し込んだ。
81分には鎌田大地に危険な形でシュートを放たれる場面もあったが、GKメレトの正面で事なきを得た。
ナポリは結局2-0で勝利。ベスト8進出に大きく前進している。