ミランがトラブゾンスポルのMFアブデュルカディル・エミュル獲得に動いているようだ。トルコ『ajansspor』の報道を『MilanNews』が伝えている。
この報道によると、ミランはエミュル獲得に向けて、トラブゾンスポルに正式なオファーを出した。移籍金は2000万ユーロ。さらにミランが放出する際に売却益の1割を支払うという条件だという。
ただ、現時点でトラブゾンスポル側に放出の意思はない模様。すでにベンフィカから届いた2300万ユーロのオファーも断っているため、この額では厳しいかもしれない。
エミュルはトラブゾンスポル下部組織出身の21歳。チームの10番を付けている選手で、昨年トルコのA代表デビューも果たした。
この報道を受けて、『TMW』は選手の代理人にコンタクト。ゲオルゲ・ガルディ氏が次のように語っている。
「前の夏から彼は様々なイタリアのクラブの間でホットな存在だった。昨年の夏は、名前は出さないが、トルコに来て契約を結ぼうとしたクラブもある。彼はただの才能ある選手ではなく、シンボルだ。イタリアでいうなら、バッジョ、トッティ、デル・ピエロといった選手の名前を挙げるようなものだ。彼を連れて行くのは簡単ではない」
「それはトラブゾンスポルの会長も言っていることで、すでに今回のメルカードで複数の良いオファーを断っている。彼を望むクラブは複数ある。我々は状況を見守っているよ」