【特別企画】大人になったティフォージへ。愛を密やかに纏う「首元の戦術」[PR]

ミランの守備陣に不可欠な「最終ラインのレジスタ」――セルティック戦で見えたアモリムの試行と補強の課題

マリオ・ヒラを右CBで起用した狙いと、真の補強ポイント

セリエA開幕まで1カ月を切り、各クラブが準備を進めている。『MilanNews』は、セルティックとのプレシーズンマッチから、特に守備面に課題があると指摘した。

この試合では、新加入のマリオ・ヒラが右のセンターバックとして起用された。これは、ルベン・アモリム監督の明確な方針に基づく決定だという。

当初、ヒラは3バックのセンターを務め、最終ラインのコントロールを担うとみられていた。しかし、その方針がプレシーズンを経て変更された。これは方針の矛盾というより、サムエル・チュクウェゼを活かすための配置とみられる。

チュクウェゼの弱点を補う

右サイドに入ったチュクウェゼは、スピードと1対1での打開力や縦への突破で深みをもたらす一方で、守備時の対応やプレッシャーを受けた状態でのボール処理には課題を残している。

これらはチュクウェゼがキャリアを通して経験してこなかった役割であるため、不得手であることは仕方がない。

そこでアモリム監督は、ヒラのスピードやアグレッシブさ、オープンな局面での対応力を買い、右ストッパーとして配置することでチームのバランスをとったとみられる。

カギを握る最後尾のレジスタ

チュクウェゼがプレーしない場合は、ヒラを中央で起用する選択肢も残されている。しかし、課題の本質は変わらないと同メディアは指摘する。

最終ラインを完成させるため、アモリム監督が求めているのは単にフィジカルに長けたセンターバックではない。相手のプレッシャーを受けながらボールを保持し、自ら運んで相手のファーストラインを破ると同時に、攻撃の起点となるパスをMFやトップ下へ打ち込める「ストッパーの姿をしたレジスタ」だという。

そして、その代表例として挙げているのが、スポルティングCP時代にアモリム監督のもとでブレイクしたゴンサロ・イナシオだ。

また、戦術的に合致するプロフィールとしてはアントニオ・シウヴァも挙げられるが、こちらはボーンマスへの移籍が間近となっている。そのほかでは、チェルシーのヨレル・ハトも適性が高いとされる。

ミランはセルティック戦でビルドアップに苦戦しており、まだ未完成である印象を与えた。この課題にプレシーズンのトレーニングで向き合う必要があるが、適した人材を獲得することで飛躍的に良くなることが期待されているのかもしれない。

【特別企画】説明は少なく、より強い存在感を。老舗「Fumagalli」が示す大人の美学 [PR]

この記事が気に入ったら
フォローしてね!