『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は8日、一面でミランがステファノ・ピオリ氏の招へいに動いていることを伝えた。同氏のミラン指揮官就任を確実視する同紙は、新体制でのメンバーを予想している。
ピオリ氏はミランで[4-3-3]のシステムを使う可能性が高い。[4-2-3-1]も選択肢として持っているが、『ガゼッタ』は[4-3-3]になることが間違いないとみている。
◆DF
4バックは4バックでもピオリ氏は「3&ハーフ」を好むと記事は指摘。つまり、守備を重視する3人に加えて、攻撃的なサイドバックを1人置くという形だ。ミランの場合、ムサッキオ、ロマニョーリのセンターバックに加えてカラブリアを右サイドに置き、左サイドのテオ・エルナンデスがやや攻撃的な形をとると予想している。
◆MF
中盤では「レジスタ」の起用が特徴的だ。指揮官はこのポジションから組み立てることを重視しており、その意味でラツィオ時代にも一緒だったビリアに信頼を置くとみられる。『ガゼッタ』は「今はラツィオ時代の彼とは違うが、それでもピオリは最初にビリアを先発で使うだろう」と予想した。
レジスタの両脇を固めるインサイドハーフには「強さを求める」と同紙。そのため、まずケシエは入りそうだ。フィオレンティーナ時代にベナッシを重用していたピオリ監督。そのため、左インサイドハーフにはタイプ的にパケタが入るのではないかとみられている。ただ、こちらは決定的ではないようで、チャルハノールとボナヴェントゥーラも候補になりそうだという。
◆FW
ピオリ氏は純粋なセンターフォワードを1人置きたいタイプの指揮官だ。そのため、やはりピョンテクはスタメンの座を手にする見通し。ただ、前線に張ってれば良いというわけではなく、必要なときにはチームのために汗を流すことが求められる。
最後に両ウイング。右はスソで確定。スソの特長はピオリ氏が好きなウイング像そのもので、フィットするものとみられる。左サイドはラファエル・レオンが有力候補だが、レビッチという選択肢も。さらに、チャルハノールを上げるという可能性もありそうだ。
【関連ニュース】
●ミラン、新監督の本命はスパレッティではなくピオリに