早い者勝ちの争奪戦は安全面でもリスクか
13日に行われるセリエ第25節のピサ対ミランは、ピッチ外でトラブルが起きやすい状況にあるのかもしれない。『MilanNews』が、アウェーサポーターに対するチケット販売に問題があると指摘した。
Mad in Italy|イタリアの“遊び心”をまとうメガネとサングラスの哲学[PR]同メディアによれば、今回のチケット販売において、ホームのピサ側はアウェーファンに対する「組織的かつ安全な販売管理」を怠ったという。ミラニスタに対する冷淡な対応は「嘆かわしい扱い」と断じられており、事態を重く見ている。
問題視されているのは、完全先着順という販売形式だ。この「早い者勝ち」のシステムにより、本来優先されるべき公式ファンクラブや長年チームを支えるサポーターグループの多くがチケットを入手できず、数千人規模のファンが現地観戦を断念せざるを得ない状況に追い込まれた。
同メディアによると、この試合に向けたアウェーサポーター用のチケット販売は「協調的で構造化された販売ができなかった」。相手チームのサポーターに対するホームクラブの「知らんぷり」が加速しており、「嘆かわしい扱いを受けている」と記した。
これにより、当初予定されていた団体バスでの統制された遠征プランは崩壊。個別の移動を余儀なくされるティフォージの経済的負担が増すだけでなく、移動中の警備体制の目が届きにくくなるなど、安全面でのリスク増大も懸念されている。
イタリアでは1月末にラツィオとナポリのウルトラスが高速道路で衝突し、両クラブのサポーターに対して今季終了までアウェー遠征禁止の処分が下されたばかり。
カルチョ界全体で「安全なスタジアム環境」の再構築が叫ばれるなか、今回のような無秩序なチケット販売は、最悪の事態を招きかねない「逆行した対応」と同メディアは考えているようだ。

