ラツィオに“リベンジ”を許してセリエAに集中
ミランは4日に行われるコッパ・イタリア・ラウンド16でラツィオと対戦し、0−1で敗れた。チームのパフォーマンスは振るわずにコッパ・イタリアから早期敗退となり、早くも目標がセリエAに絞られることになったが、アルドン・ヤシャリのパフォーマンスは今後に向けて好材料と言える。
今夏のメルカートで加入したヤシャリは、セリエA開幕戦・クレモネーゼ戦に出場した後、腓骨を骨折して長期離脱。その後、98日ぶりに復帰した期待の若手は、先発出場を果たし、80分にルカ・モドリッチと交代するまで上々のパフォーマンスを見せた。
「彼の良さを見るというよりも、まずはコンディションを確認する試合になる」としていたマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、試合後に『スポルトメディアセット』のインタビューで「久々の試合で良いプレーだった」とヤシャリを称賛している。
『MilanNews』は、GKマイク・メニャンに次ぐ2位タイとなる6の評価をつけ、「試合が進むにつれてパフォーマンスが上がっていった。ビルドアップで面白い場面を見せた。彼の出したループパスがエストゥピニャンに通り、ラファエル・レオンへのアシストとなって、後半最大のチャンスを生んだ」と高く評価した。
『スポルトメディアセット』もまた、メニャン、ストラヒニャ・パブロビッチ、アドリアン・ラビオに次ぐチーム4位タイの6をつけ、「約1カ月半ぶりに復帰し、整ったプレーを披露。エストゥピニャンへの絶妙なパスで輝きを見せた。控え以上の存在になれる可能性がある」と評価している。
ラツィオ戦では、ラファエル・レオンが不発で、後半途中から投入されたクリストファー・エンクンクは存在感が皆無で、改めてセンターフォワード補強の必要性が話題になりそうだが、中盤の選手層は厚みを増したといえそうだ。

