ボローニャに敗れてコッパ・イタリア優勝を逃す
ミランは14日、コッパ・イタリア決勝でボローニャに敗れ、タイトル獲得にはあと一歩届かなかった。セルジオ・コンセイソン監督とマッテオ・ガッビアが試合後にコメントを残した。
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コンセイソンの未来は?
ミランは最近調子を上げており、セルジオ・コンセイソン監督の評価も高まっていた。しかし、コッパ・イタリアのタイトルを逃したことで、再び監督退任の可能性が取り沙汰されるかもしれない。
指揮官は試合後の会見で次のように語った。
他の試合ではあなたのミランに戦う姿勢が見られた
「タイトルを逃した失望がある。我々にとっても、ティフォージにとっても失望だ。とても競った試合だった。前半に2点取れたかもしれないが、決めきれなかった。相手はセットプレーからチャンスをつくった。後半はもう少し何かできたはずだ。それにあまりプレーが続かなかった。交代や倒れている選手が多くてね。決勝戦らしい展開だった。ボローニャの功績を否定するつもりはないが、正直、あまりプレーできていない。いくつかの審判の判定もね…言い訳はしたくない。人間だから間違いもある。典型的な決勝戦だったよ。先に点を取ったチームが大きく有利になる」
今後のことは?
「気になるのは分かるが、今はこの試合のことが頭から離れない。自分がした選択、うまくいったこと、そうでなかったこと…、私は昨日今日サッカーを始めたわけじゃない。今は何がいけなかったのかを理解しようとしている。負けた事実は変わらないが、シーズンを誇りを持って終えるべきだ。その後に話をしようと思う」
このクラブはもっとできたと思うか?
「今日一日を振り返ると、自分が出せるものはすべて出したと思っている。もっとできた部分があったかもしれないが、それは試合後に気づくことだ。試合が終わってからは誰だって賢くなれる。分析はその後だ。我々は常に結果で判断される。私は私で分析を行い、ミランで働く人たちもそれぞれに分析を行うだろう。それに、置かれた環境や状況は簡単なものではなかった。全員に大きなプレッシャーがあった。最終的にはすべてを受け止めなければならない」
ガッビア「ロッカールームの雰囲気は暗い」
ミランで育ったガッビアは、チームの落胆を語った。
「冷静に話すのは難しい。ロッカールームはすごく落ち込んでいるし、それは当然のことだ。悔しさが大きいし、大きなチャンスを無駄にしたという自覚がある。残りの試合で気持ちを切らさず、チームとして崩れないようにしないといけない。試合中にいろいろと難しい場面があったけれど、もっと良くできたはずだ。ボローニャにはおめでとうと言いたい」
今日の試合は今シーズンを象徴していた?何が足りなかった?
「簡単には答えられない。正直なところ、僕たちは自分たちが持っている力を最大限には出せなかったんだと思う。ネガティブなシーズンだったし、もっとやるべきだった。これからはもっとやろうと思う。努力と献身は欠かさない。大きな悔しさがある。すべてに対して。ファンにも、スタッフにも、みんなに対してだね。彼らに喜びを届けられなかったことが、本当に心苦しい」