インテル撃破で道が拓けるか
ミランは23日、コッパ・イタリア準決勝セカンドレグでインテルと対戦する。この一戦は、クラブの今季の評価を左右するダービーマッチとなりそうだ。
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ウディネーゼ戦で4−0と大勝して良い雰囲気になったミランだが、アタランタ戦で敗れ、9位に転落した。今季のセリエAで上位8チームとの対戦成績は14試合で1勝5分け8敗。唯一の白星がインテル戦というのはこのダービーに向けてポジティブなことだが、第33節終了時点で勝ち点51というのは、過去10年で2番目に悪い成績で、2014/15シーズンの勝ち点43に次ぐ数字だ。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、「今季を救う唯一の手段は、コッパ・イタリアでの優勝と、そこからのUEFAヨーロッパリーグ出場権の獲得だ」と指摘している。
さらに、カンピオナートで8位以内というのも重要な目標になる。ミラニスタたちにとってそれほどモチベーションが上がる目標ではないが、8位以内に入れば、来季のコッパ・イタリアでベスト16から出場できる。9位以下になると8月に3回戦を戦う必要があり、プレシーズンの調整が難しくなる。
仮にミランがコッパ・イタリアで優勝してELに出場し、来季の今ごろまで勝ち上がっているとしたら、コッパ・イタリア3回戦からのスタートは小さくない負担でありる。だからこそ、ダービーでの勝利はもちろん、リーグ戦でも何としても8位以内を確保したいところだ。