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コンセイソン「ビッグクラブは常にタイトルを目指す。インテルの歩みには敬意」

“3冠崩し”は「モチベーションではない」とミラン指揮官

ミランは23日、コッパ・イタリア準決勝セカンドレグでインテルと対戦する。セルジオ・コンセイソン監督の試合前日会見の様子を『MilanNews』が伝えた。

この試合にはどんな意味がある?

「ビッグクラブはすべての大会で最後まで行くことを目指している。我々はこの大会が残っている。チャンピオンズリーグとカンピオナート戦でのインテルの歩みに敬意を表する。我々にとってはすごく大事な試合で、絶対に勝ちたいし、ティフォージにタイトルをプレゼントしたい。すごく良い試合をしなければいけない。試合ごとに違うが、今季インテルとはこれで4回目の対戦だ。それぞれの試合がどうなるかは我々次第だと思っている」

カイル・ウォーカーの状態は?

「チームと一緒にトレーニングをした。ロフタス=チークも同じだ。完全なコンディションではないが、メンバーには入る」

インテルにはどう立ち向かう?

「いつも守備に5人目を加えている。ムサだったり、ヒメネスだったり。その試合で何を求めるか、相手がどんな形でくるかによって変わる。毎試合、相手も違うことを仕掛けてくるからだ。個の力とチームのダイナミクスは常にある。相手の弱点を突きながら、強みには注意しないといけない。インテルはボールを持ったときの動きも豊かだが、我々も攻撃面では素晴らしいことをしてきた。守備ではうまくいかなかった部分があるから、基本からやり直さないといけない」

インテルは疲れているのでは?

「彼らはいろんな大会を戦っているが、それに慣れている。我々も同じだ。今は選手の回復も早くできる。ボローニャ戦を見たが、いい試合だった。彼らには選手層の厚さがあって、常にクオリティがある」

インテルの“3冠”を崩すことはモチベーション?

「いや、それは違う。モチベーションは相手ではなくて、我々の日々の仕事から生まれる。今日やるべきこと、相手にどうやって苦しみを与えるか。そういう話はロッカールームには持ち込まない。我々にとって一番大事なのは明日の試合だけだ」

アタランタ戦でハーフタイムまで立て直せなかったのはなぜ?戦術的な説明は?

「相手はすごくいいチームで、監督も賢かった。我々の強みをうまく封じた。デ・ローンやエデルソンの位置を下げてきて、我々が想定していなかった形で来た。前半はボールを持たれたけど、チャンスはゼロだった。ハーフタイムで守備のやり方を修正して、もっと大胆にいこうと伝えたんだ。失点の場面はエラーが出たけど、それがカルチョ。2つ、3つの個人のミスがあったが、それはあってはいけなかった」

ラインデルスとフォファナのコンビ

「2人とも素晴らしい選手だ。プリシッチとヨビッチ、パブロビッチとテオ、トモリとヒメネスみたいに、いろんなコンビがある。ダイナミクスはそういうコンビで作られている。バランスが大事だし、うまくいかなかったとしても、それは2人だけの責任じゃない」

サンティアゴ・ヒメネスが3番手なのはなぜ?

「序列ではないんだ。選手のコンディション次第。来たばかりの頃はすぐに結果を出してゴールも決めた。でも最近はケガもあった。私が選ぶが、序列なんてものはない。後から入ってきた選手が一番大事になることだってある」

明日の試合でシーズンの評価は変わるのか

「我々はやるべきことをやるだけ。選手、クラブスタッフ、ティフォージにとってもすごく大事な試合。ミランにとって良いシーズンだったといえるのは、スクデットを取ったり、CLで最後まで行くこと。ミランのような歴史あるクラブにとっては、コッパ・イタリアの決勝に行くのは当然であるべき」

アプローチの仕方は変わる?

「こういう試合では、どちらが有利かどうかは関係ない。審判の笛が鳴ったとき、その時点で準備してきたこと、モチベーション、それが全てになる。それが違いを生む。我々にもクオリティはある」

あなたの調子は?緊張はある?この半年間をどう見ている?

「そういう話はシーズンが終わってからにする。この6カ月の仕事で、良かったこともあれば、そうでなかったこともあるからね」

●ミランの予想スタメン
●インテルの予想スタメン

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