インテル戦で暴れるローマからのローンプレーヤー
ミランのタミー・エイブラハムは、2日に行われたコッパ・イタリア準決勝ファーストレグのインテル戦で相手の決定機を防ぎ、先制点も記録した。この活躍で評価が急上昇している。
インテル戦の評価
エイブラハムのインテル戦の活躍は、イタリア各メディアから高く評価された。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』『TMW』『MilanNews』は7の採点を付け、『コッリエレ・デッロ・スポルト』『トゥットスポルト』も6.5とし、満場一致の好評価だ。
『ガゼッタ』は、「決定的な働き。ゴールライン上でのクリア、そして後半序盤に先制点。スーペルコッパの英雄が再びインテル戦で輝いた」とし、『コッリエレ』は「真のセンターフォワードのようなゴールでダービーの均衡を破り、スーペルコッパに続いてインテル相手に再び得点。味方のためにスペースをつくり、デ・フライのシュートもゴールライン付近で見事にクリア」と称賛した。
「ヒメネスより状態が良い」
『スカイ』のスタジオでは、リッカルド・ジェンティーレ記者がエイブラハムに賛辞を送った。
「現時点では、エイブラハムはサンティアゴ・ヒメネスより調子が良い。彼は常に賛否が分かれる選手と言える」
「時にプレースタイルやタッチが洗練されていないこともあるが、それでも試合が終わる頃には全力を尽くしていることは間違いない。今季9ゴールを決めており、多くはないが少なくもない」
「野心のあるチームにおいては、常に先発でなくとも、重要な戦力となり得るタイプの選手だ」
カップ戦の王
それでも、ローマからのレンタル加入であるエイブラハムは、来季ミランに残らない可能性が高い。
エイブラハムはスーペルコッパ・イタリアーナの得点に加え、コッパ・イタリアでは今季4得点を挙げており、 『MilanNews』は「カップ戦の王」とフォーカスし、去就に言及した。
「カップ戦での働きとは対照的に、カンピオナートでは1000分間以上の出場でわずか2得点。それが理由で、現時点でミランはローマからの買い取りを検討していない」
「移籍金は2000万〜2500万ユーロで、年俸は450万ユーロ+ボーナスとなっており、あと2カ月でカップ戦の王と別れることになりそうだ。それでも、チームはエイブラハムにシーズン終盤戦で頼りにしている」
残りおよそ2カ月で、エイブラハムはミランにとって手放したくない選手となれるだろうか。