コンテ率いるナポリに挑むミラン指揮官
ミランは30日、セリエA第31節でナポリと対戦する。セルジオ・コンセイソン監督の前日会見の様子を『MilanNews』が伝えた。
アントニオ・コンテとの初対戦
「選手時代にはアントニオと何度も対戦したが、監督としては今回が初めてだ。我々の目標を考えれば、難しくて重要な試合になる。目標を隠すつもりはないし、だからこそ明日の結果が大事だ。相手のクオリティは理解した上で、勝利のために準備してきた」
イブラヒモビッチが戻ってきたが、彼の存在を感じたか
「彼は明日は出場できない、外にいる(笑)。フロント陣とは毎日やりとりしている。健全で良い環境の中で、飢えた気持ちを持って取り組んできた。私は選手に関することだけを話すつもりだ」
タミー・エイブラハムが先発する可能性は?
「全員で練習に取り組んできた。チームとしての原則やプレーの流れにフォーカスし、選手たちの才能やクオリティも刺激してきた」
どんな試合展開を予想しているか?
「ナポリは、監督から受けるイメージそのもののチームだ。強度があり、冷静さもあって、ポストプレーに長けたFW、ラスパドーリやマクトミネイが中に入り、ロボツカが中盤の支配者だ。すべて頭に入っている。彼らの特徴と原則に対して準備してきたが、同時に自分たちの強みも見ている。良い試合をする準備はできているし、私は強い相手と戦うのが好きだ。ナポリはイタリアで最も優れたチームの一つだ」
「ポルトガルのコンテ」と呼ばれることについては?
「別にそうは思わないよ」
イブラヒモビッチからの信頼を感じるか?
「別に信頼など要らない。一つ言わせてほしい。私は仕事をする必要があるだけで、誰かに保証してもらうような弱さはない。全ては結果に依存している。自分には2つの目標がある。コッパ・イタリアと4位以内だ。スーペルコッパも獲得した。チャンピオンズリーグでの失望もあるのは確かだがね」
インテル戦も見据えて準備したのか
「私の経験上、2試合を同時に準備するのはうまくいかない。だからナポリ戦に集中した。その後にコッパ・イタリアのことを考える。代表戦で2試合出場した選手もいるが、スタッフが非常に良く機能してくれている」
カイル・ウォーカーについて
「彼もチームの一員で、すぐに馴染んだ。ピッチ内外で多くの経験がある。これまで求められたことはすべてやってきたし、素晴らしいプロフェッショナルだ。このままシーズンを終えてくれることを願っている」
ルベン・ロフタス=チークについて
「彼は複数のポジションをこなせる。昨シーズンの数字を見ても分かるように重要な選手だ。トップ下もできるし、ボックス・トゥ・ボックスの役割もできる。それは戦術と彼のコンディションによって変わる。今は起用可能な状態にあるよ」
ナポリから誰を外したいか?
「ナポリの選手は全員質が高く、コンテは優秀な選手たちと良いシーズンを送っている。私は個々の選手にフォーカスするのは好まない。どのポジションにも良い選手がいる」
トモリの出場機会が少ない。チャウやガッビアの方が序列が上なのか
「サイクルやコンディションによる。私は、4人のセンターバック全員を信頼している」