立て直しを諦めないポルトガル人指揮官
ミランは8日、セリエA第28節でレッチェと対戦する。セルジオ・コンセイソン監督が前日会見に臨んだ。
7日の『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、一面にコンセイソン監督の写真を載せ、「ミランに平穏なし」と見出しを打った。指揮官の代理人を通じて流れてきた噂では、ココンセイソン監督は、トレーニング不足や中心選手の努力・献身不足、さらに経営陣のサポート不足に不満をもらしているという。
しかし、コンセイソン監督はクラブに不満がないことを強調した。
「この状況は残念だ。元スタッフが何をしたのか理解できないし、誰かに金をもらってやったのかもしれないが、理由はわからない。ある記者から連絡があり、その内容のスクリーンショットを送られたが、これは悪意によるものだった。本当に残念だし、ミランで働く人たちにとっても迷惑な話だ」
「我々は毎日ここで仕事をしている。チームとともに話し合い、全員で取り組んでいる。今週は初めてフルメンバーでトレーニングできた週だった。フロレンツィも復帰し、いい準備ができた。私はポルトをあまり良くない状況で離れたが、今日まで何も語っていない。それなのに、ここで仕事をしながらこんな繊細な話をしなければならないのか。この件については法的な場で対処する。誰が彼を雇ったのか、なぜこういうことをしたのか、きちんと説明されるべきだ」
ミッドウィークの試合がなく、じっくり練習できた
「これまであまり取り組めなかった部分について、何人かの選手としっかりとトレーニングをすることができた。闘志について語るのは意味がない。選手なら誰でも闘志を持っていなければならないし、それはこのクラブのユニフォームを着る者として当然のことだ。練習では、試合に先発させるのに十分な保証を与えてくれる選手を見極める。今週はみんなが良い反応を見せてくれた」
ネガティブムードをどう払しょくするか
「結果を出すこと。それには2つの要素が必要だ。まず、全力で取り組むこと。チームとしてもっと努力しなければならない。次に、運を引き寄せること。勝てばすべてが変わる。私にとっても3連敗は初めての経験だが、前に進むしかない。信じて、行動することが大事だ。最大限の覚悟を持って努力するしかない」
目標がなくなったいま、チームのモチベーションをどう上げるのか
「ここに来てから3日ごとに重要な試合を戦ってきた。残り13試合、カンピオナートが11試合、コッパ・イタリアが2試合ある。インザーギはインテルが3つのタイトルを狙えると言ったが、我々も2つのタイトルを獲れる可能性がある。シーズンが苦しい状況にあるとはいえ、目の前の試合に集中しなければならない。先のことを考えすぎると、勝つために何が必要かを見失ってしまう」
明日は主力が外れるのか
「勝ちたくないわけではない。もし勝ちたくないなら、それはマゾヒストだ。試合に勝つために最適なメンバーを選ぶ。試合は90分以上あるし、チームのマネジメントが必要だ。それが私の仕事だ。選手のコンディションを見極めて、誰が試合に出るべきかを判断する。契約を結んだからといって、全員が毎試合出場できるわけではない。調子の良い選手を起用する。明日、リーダーたちが代償を払うのか? 私がリーダーであり、私が責任を負う」
ポルト時代のどんな部分をミランで再現したい?
「アーセナル戦を見ていて思ったが、ポルトではチームとしての一体感とコンパクトさが素晴らしかった。今のミランの方が個々のクオリティは高いが、全員が統一された意識を持つことが重要だ。チーム全員が戦士のようにプレーしなければならない。このメッセージを浸透させるのに苦労しているが、今週は良い練習ができた。明日、より良いミランを見せられるか? 1週間で? まあ、挑戦は受けて立つよ(笑)」
アッリーゴ・サッキから批判されている
「外から評価するのは自由だ。2カ月前は立派な監督だと言っていたのに、今では新聞で私を徹底的に批判しているね。彼にメッセージを送ったが、返信はなかった。なぜかわからない。彼は偉大な選手たちを指導し、数々のタイトルを獲得した。私の元監督でもあるし、何を言ってもいい。彼には敬意を持っている」