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ミランのクルヴァ、怒りの声明。「恥辱とともに孤立させる」。ラツィオ戦で15分間応援ボイコットへ

「3月になったばかりだが、我々のシーズンはほぼ終幕」

ミランのサポーターグループ「クルヴァ・スッド」が1日、SNSを通じて声明を出した。今季のミランに改めて不満を示し、2日のラツィオ戦ではキックオフから15分間、応援をボイコットすることを明言した。

ミランはUEFAチャンピオンズリーグで敗退し、セリエAでは2連敗中と、苦境が続いている。ミラニスタたちは我慢の限界が近いようで、以下のように綴った。

「まだ3月になったばかりだというのに、我々のシーズンはほぼ終幕だ。残されているのはコッパ・イタリアでのダービー2試合のみで、そこで辛うじて尊厳を取り戻すか、クラブが完全に失敗のシーズンだったかを証明するかのどちらかしかない」

「昨年夏、クラブは前シーズンの過ちを繰り返した。それは何度も指摘されてきたことだ」

「1月末になって、やっと自分たちの過ちに気づき、取り繕うために動いた。本来7月に行うべきことを1月に使った。夏の決定をことごとく覆した。だが、計画性がなく、チームの重苦しい雰囲気の中ですでに崩壊寸前だったチームは立ち直っていない」

ティフォージの不満は、オーナーのジェリー・カルディナーレをはじめとして、ディレクター陣、セルジオ・コンセイソン監督、選手たちにも向けられている。

「全く存在感を示さないクラブのオーナー(9月以降、カルディナーレはミラノに来ていない)の責任は明白であり、到底許容されるものではない。クラブを適切に運営し、ミラネッロでの継続的な指導を保証するべき重要なスポーツディレクターを排除し、その代わりに仮装や笑えないインタビューで目立つだけの人間たちにミランのブランドを委ねている」

「監督は前任者から姿勢を何も変えておらず、むしろこの結果で内部の分裂を悪化させた」

「木曜日まで我々のサポートを受け続けた選手たちは、ザグレブ、ロッテルダム、ボローニャと各地で醜態をさらした。試合終盤の偶然に救われなければ、もっと悪いシーズンになっていただろう。彼らの多くは、パフォーマンスや態度を含め、すべての面でミランのユニフォームを着る資格がない。そして、その間、クラブ経営陣は沈黙し、傍観し続けた」

「我々が日曜日の試合で、スタンドに入るのは15分後だ。できる限り、ほかの観客にも同様の行動を取ることを願う。もし、パフォーマンスや姿勢に改善がみられなければ、我々は完全に見放し、恥辱とともに孤立させる」

そして、将来の要求も突きつけた。

「シーズン終了後には徹底的なクラブの再編が必要だ。アメリカ式の経営は完全に失敗している」

「強い意志を持った決断、重要な改革、サッカーを理解した人間による新たな指導体制が求められている。そうでなければ、イタリアで最も栄光あるクラブを本気で再建することなど不可能であり、我々が失ったミラニズモを取り戻すこともできないだろう」

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