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「勝つしか道はない」、挽回誓うコンセイソン。「選手たちは指示に従っているのか」の質問には…

ラツィオ戦で悪い流れを断ちきりたいミラン

ミランは2日、セリエA第27節でラツィオと対戦する。セルジオ・コンセイソン監督が試合前日に臨んだ。

どう立ち直り、どう反応するべきか?

「勝つこと、勝つこと、勝つこと、勝つこと。それが我々の望むことだ。我々はこの責任と状況を理解しているし、ミスによるものなのか、それとも自分たちではコントロールできない要因によるものなのか、何が起きたのかも分かっている。結果は良くなかった。しかし、不運で片付けることはできないし、それが人生というものだ。改善すべき点に取り組み、結果を出すしか道はない」

チームはあなたと同じように信じているか?

「それをチームに伝え、ロッカールームにそういう雰囲気をつくるのが私の仕事だ。私は本気で信じている。すでに1つのタイトルを手にしたし、それを過小評価することもできるが、タイトルは重要だ。そしてまだコッパ・イタリアが残っている。ここからの12試合は、戦術、フィジカル、メンタルのすべてにおいて、これまでとは違う姿勢で挑まなければならない。試合の最初から最後まで、100%の集中力を持つことが必要だ。我々が失点する場面の8割には、通常ならシーズンに一度あるかないかの奇妙な出来事が絡んでいる。こうした状況は、努力を続けることで乗り越えられる」

自身の誇りについて

「私はこの誇りと勝利への執念をすべてここに注ぎ込んでいる。子どもの頃から勝つことに慣れていたし、イタリアでも選手として、そして監督としてタイトルを獲得してきた。イタリアで監督をすることは夢だったし、そこにたどり着くまで13年かかった。今、この歴史ある偉大なクラブにすべてを捧げている。しかし、かつてのミランはチャンピオンズリーグ制覇を目指し、実際に優勝していた時代だった。選手も環境も違った。それでも、ティフォージの勝利への渇望は変わらない。誰がこのクラブにいようと、彼らにとって勝つことが何より重要なんだ」

選手たちは指示に従っているか?

「あなた方には見えない部分もあるし、それが仕事でもないことは分かっている。ジャーナリストたちは自身の意見を持ち、私はそれを尊重している。ただ、ボローニャ戦の前半にはポジティブな要素もあった。我々の失点シーンではファウルがあったが、それに固執するわけにはいかない。とはいえ、審判のミスの後に何をすべきだったかを考えなければならない。我々は十分なレベルに達していなかったのも事実だ。メンタル面での冷静さとバランスが必要だった。例えばムサの場面、2-1にできるチャンスもあった。それなのに、単純な場面でのミスが続き、スローインの処理も甘かった。そうした点についてはすでに話をした」

全員が100%を出しているか?

「100%という概念について説明しようと思う。スタッフから選手のパフォーマンスデータを受け取るが、例えば『この選手は100%のパフォーマンスを発揮した』と言われても、それは過去の自分との比較での100%に過ぎない。我々は、それ以上のレベルに到達しなければならない。プレッシングの強度、スプリントの回数、すべての指標で低い平均値ではいけない。リヤドではすべてが噛み合っていた。ムサのゴールもそうだった。今、それを再現するために取り組んでいる」

ラインデルスとプリシッチの現状について

「ラインデルスが調子を落としているとは思わない。トリノ戦ではゴールも決めた。彼はビルドアップにも積極的に関わり、エリア内への飛び出しもしている。今は少し低めの位置でプレーしているが、私が求めている通りの動きはできている。もっとできることはあるが、それは私自身も同じだ」

「プリシッチについては少し違う。ボローニャ戦の日、ドクターから彼は先発できないと言われた。その時点で、ムサの位置をかえて、ジョアン・フェリックスをスタメンに入れるしかなかった。実は彼には1カ月ほど前から小さなフィジカルの問題があって、慎重に管理している。その影響がコンディションにも表れている」

ジョアン・フェリックスのパフォーマンスについて

「彼はライン間でのプレーが得意な選手だ。ただ、ボールを多く触りたがるあまり、不必要なエリアまで下がってしまうことがある。我々はセカンドストライカーが必要なのに、今の彼はゴールから遠い位置にいることが多い。彼には決定的なプレーをしてほしいし、最後の30メートルで違いを生み出すことが求められる。今、彼と一緒にその部分を改善しようとしている」

古巣ラツィオとの試合

「人間は記憶を持つもので、それは自然なことだ。しかし、仮に明日ピッチに立つのが自分の両親だったとしても、私は勝利を目指す。ラツィオでの3年間には感謝しているが、彼らは対戦相手であり、それはインテル戦のときも同じだった。バローニはラツィオで素晴らしい仕事をしている。彼はセリエCからセリエAまで経験し、400試合以上を指揮している。彼の仕事には敬意を表したい」

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