トップチームの混乱により得たチャンスを活かした10代の2人。ラファエル・レオンも成長?
ミランは15日のセリエA第16節でジェノアをサン・シーロに迎え、0−0の引き分けで試合を終えた。ミラニスタの苛立ちが爆発した内容だったが、この試合では、アレックス・ヒメネスが今季初出場を果たし、17歳のマッティア・リベラーリもトップチームデビューを飾った。
注目された若手2人のパフォーマンスは、メディアからどう評価されたのだろうか。
アレックス・ヒメネスの評価
ガゼッタ・デッロ・スポルト:7(チーム最高評価)
テオのポジションでプレー。恐れることなく、個性を発揮したデビュー戦。クロス、シュート、ドリブルをすべて正確にこなし、ヴォリアッコとザノーリに警告を誘発した。拍手に値する出来だった
MilanNews:6.5
間違いなくマン・オブ・ザ・マッチ。努力、安定したパフォーマンス、そして積極的な姿勢が際立った。
TMW:6.5
序盤は控えめなプレーだったが、徐々に調子を上げた。特に攻撃面では明らかに良い動きを見せた。中央へのカットインを頻繁に行い、ラファエル・レオンとの連係も良好。サイドの深い位置まで簡単に侵入する場面も多かった。
マッティア・リベラーリの評価
ガゼッタ・デッロ・スポルト:6
本職のトレクァルティスタでトップチームデビュー。立ち上がりは少し控えめだったが、次第に自信をつけて安全性を高めた。得点に近づくシーンもあった。
MilanNews:6
セリエAで初のスタメン起用となったが、しっかりと応えた。ジェノアの守備ブロックが彼の動きを制限したため、チュクウェゼのエリア付近にポジションを取る場面が多かった。気持ちと活力を見せ、緊張することなくプレーした。
TMW:6
初出場の緊張が明らかに見てとれた。ジェノアのプレッシングを受け、最初は動きがぎこちなかったが、時間が経つにつれて徐々に試合に馴染んでいった。ただし、特筆すべきプレーを見せる場面はなかった。
ラファエル・レオンも支えも?
ダヴィデ・カラブリアとテオ・エルナンデスが不在だったこの試合でキャプテンマークを巻いたラファエル・レオンは、試合後の会見で若手について、「僕はここにきたとき、先輩たちにいろいろと助けてもらった。だから、いまは僕がそれをできるようにと取り組んでいる。それが、僕自身を選手としても人としても成長させてくれると思う」と語った。
パウロ・フォンセカ監督は試合後、この日のパフォーマンスには満足している様子だった。ジェノア戦のドローはミラニスタの不満を買っているが、若手有望株の起用と、ラファエル・レオンのリーダーシップの芽生えは、ポジティブな要素と言えそうだ。
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