レッドスター戦後で足りなかった気持ちを感じたミラン指揮官
ミランは15日、セリエA第16節でジェノアをホームに迎え、0−0の引き分けで試合を終えた。パウロ・フォンセカ監督が試合後の会見と『DAZNイタリア』で残したコメントを『MilanNews』が伝えた。
試合を振り返って
「良い試合ができたと思う。たくさんのチャンスをつくったし、選手たちは勝ちたいという気持ちを持って、チームとして戦った。ただ、ゴールが足りなかった。相手のエリア内にいた時間を考えると、最後の判断の質が足りなかったのも事実だ。22本のシュートを放ったが、ゴールが生まれなかった」
決定力や冷静さも足りなかったのでは?
「今日は違うと思う。今日はチーム全体が勝つために戦ったし、ボールを持っていない時も積極的に動いた。ジェノアのエリア付近まで何度も攻め込んだ。だから、単純に選択の問題だと思う」
ミランは多くのチャンスをつくっている。真のストライカーが足りていないのでは?
「良いストライカーがいると思う。エイブラハムは打撲で、モラタは1週間練習ができなかった。ストライカーの話をすることは多いが、今日に関してはクロス、シュート、アシストの質が足りなかったのも事実だ。だが、ストライカーたちには全幅の信頼を置いている」
試合後にファンが抗議をしていた
「それは普通のことだと思う。ティフォージのために勝ちたかったが、彼らはずっとチームを支えてくれていると感じている。チーム全員が勝利のために全力を尽くしたことは、みんな認められるはずだ。それでも結果には満足していないし、失望も理解している」
雰囲気や順位が不安要素になっている?
「今の順位は自分たちが望んでいる場所ではない。でも、誠実に取り組んでいる」
1988年のサッキも似たような順位だったが、ベルルスコーニは彼を信任した。クラブもあなたを信任すべきだと思うか?
「正直に言うと、そういうものは必要ないと思う。初日からずっと選手たちは自分を支えてくれているし、毎日、彼らは自分の考えを信じてついてきてくれていると感じている」
ティフォージはクラブに野心を求めている。1月のメルカートは助けになり得るか
「今日の試合でチームは勝つための野心を見せたと思う。今日のように攻撃的なチームは、セリエAでもそう多くは見られない。チームはしっかりと野心を持っていたと思う」
1月の補強は必要か
「今は1月のことを考えるときじゃない。今はチームのために尽力することを考えるべきだ。適切な時がくれば、チームをどう改善できるかを考えるだろう」