ジェノア戦のメンバーに注目集まるミラン
ミランは15日のセリエA第16節でジェノアと対戦する。レッドスター戦後の不満爆発が注目されているパウロ・フォンセカ監督が、試合前日会見に臨んだ。『MilanNews』がその様子を伝えている。
ミラン対レッドスター後の数日間はどうだったか
「試合後、単に勝利やチャンピオンズリーグでの4連勝について話すのは簡単だった。ただ、明日でACミランは125周年を迎える。この歴史にふさわしい存在でなければならない。あの態度では、サッカーの歴史を築いてきたクラブの一員としてふさわしいとは言えなかった。話すべき選手たちとはすでに話をした。ミランにふさわしい一日を迎える準備はできている」
テオ・エルナンデスへの特別な対
「今のところ、これ以上言うことはない。誰と話したのかはここでは言わない。ただ、彼らの目を見て、私の考えを伝えた。今は前に進むだけだ」
チームの雰囲気は？
「試合後、ロッカーに入ったとき、みんなが同じ感覚を持っていた。それはポジティブなことだと感じた。何が起きたのかを理解するための最初の一歩だった。話し合いもしたし、チームはしっかりと取り組んでいる。雰囲気はいつも通り良い状態だ。我々は家族のような存在であり、ロッカー内で問題を解決しなければならない。それはもう実行した」
明日テオは出場するのか。クラブからの支援を感じたか？
「明日は、私が勝利に最も適したと考えるチームが出場する。今日の時点では、私の選択を明かすつもりはない。昨日はユース部門のパーティーに参加し、話をした。その中で、これまでと変わらずクラブからの支援を感じた」
なぜ公の場で発言したのか？
「私は常に真実を話すようにしている。試合後に感じたことを隠すのは難しい。時には、重要なメッセージを伝える必要があると感じる。この必要性があった。皆さんは内部の状況をすべて知っているわけではないが、私はその必要を感じた」
明日、若手選手は出場するのか？
「ミラン・フトゥーロ（U-23ミラン）のプロジェクトは、ユース部門の選手をトップチームに昇格させるための重要な取り組みだ。我々は彼らと一緒に初日から取り組んできた。明日は、何人かがピッチに立つことになるだろう」
ベテラン選手との困難を予想していたか？
「そうだ。このレベルでは、こうした状況が発生するのは当たり前だ。彼らは問題を解決するために給料をもらっているし、それが私の仕事でもある。問題から目を背けることはなく、常に立ち向かう。もし問題があるなら、私はここにいて解決する用意がある。すべてのチーム、すべての家族でも問題は起こるものだ」
外部から見ると、審判や選手たちに責任を押し付けているように見える。その見方を気にしているか？
「気にしていない。正直なところ、他人がどう考えるかを気にしていれば、仕事をするのは難しい。すべての人が異なる意見を持っているが、実際にここにいるのは私だ。私がチームの中で何が起きているかを見ており、選手たちが毎日どう取り組んでいるかも見ている。人々の考えに合わせて行動することはできない」
これまでのキャリアで同様の状況を経験したことは？
「すでに経験したことがある。すべての監督が一度は直面するものだと思う。状況を解決するために自分が信じることをやるべきだ。他のクラブでの経験と比較すると異なる部分もあるが、似たような状況はすでに経験しているよ」
このような困難に直面して「何で自分がこんなことを…」と考えたことは？
「このレベルでは、すべてが順風満帆というわけにはいかないものだよ（笑）。むしろ、こういった状況が常にあるんだ」
クラブの幹部は選手たちと話をしたのか？
「話していない。必要はなかった。」
試合後の発言はクラブと協議して行ったものか？
「チームと話した後、クラブとも話した。それが通常の流れだ」
このチームに欠けているものは？問題は何か？
「一言で言うのは難しい。着任当初は15人の選手しかおらず、アメリカツアーでもトップ選手の多くは代表に行っていた。8日間で準備しなければならなかった。戦術的な進化はしているが、今の問題はメンタルだ」
「私にとっての問題はメンタルの部分だ。まるでジェットコースターのようだ。エンポリ戦、サッスオーロ戦のような試合では、波が激しい。ベルガモでも良いプレーを見せたが、相手がレアル・マドリー戦で見せたプレーよりも、我々に対してはチャンスをほとんど作れなかった。ただ、問題は後半だった。後半は攻めなかったからだ。その後、チャンピオンズリーグが始まったが、我々には成長を続けるための精神的な野心がなかったように思う」
「特に、レッドスター戦のような、”楽に勝てる”と思い込んだ試合では、過信が生まれる。これが問題だ。私は、私がここに来る前の時期まで遡って確認したが、昨シーズンの最後の10試合でも同じ話がされていた。同じような問題が語られていた。今シーズンだけの話ではない。チームの態度に関する問題は、すでにその頃から指摘されていた」
主将の変更は考えているか？
「私には私の考えがある。ここに来たとき、すでにミランには3人のカピターノがいた。カラブリア、テオ、ラファだ。もし私が変えたら、君たちは私を批判するだろう。私は今のカピターノを信頼している。私がその判断に賛成かどうかは別の話だが、チームの序列を尊重しているし、今後もそれを続けるつもりだ。自分が変えると決断するまではね。」
ラファエル・レオンが主将になる可能性は？
「その可能性はある」
スクデット争いは終わったのか？
「正直に言うと、今は難しいと感じている。だが、私はまだ信じている」
このチームを継続的に成長させることは可能か？
「可能だ。経験を積むことで解決できると確信している」
カマルダがファン・バステンの前でゴールを決める可能性は？
「良い質問だね。言いたいのは、カマルダを冷静に成長させなければならないということだ。若手選手に対する過度な期待やプレッシャーは良くない。彼にはプレッシャーをかけるべきではない。彼はバランスの取れた若い選手だ。彼の仕事ぶりを注視し、起用のタイミングを慎重に考えている。若手は適切なタイミングで出場させるべきで、過度な重圧をかけてはならない」
