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ボローニャは快晴…。ミラン、政治に巻き込まれて過密日程?

ほかのイベントは通常通り開催、天候理由の中止は「批判回避の方便」との指摘も

26日に予定されていたセリエA第9節ボローニャ対ミランの試合は延期となった。この決定をめぐり、『ラ・ヴェリタ』は批判的な記事を掲載しており、27日に『MilanNews』がこれを取り上げている。

この試合は悪天候の影響で延期となった。ボローニャのマッテオ・レポーレ市長が中止を要請し、レーガ・セリエAが従った形だ。

しかし、26日のボローニャは気温18度の快晴で、雨は一滴も降らなかった。同日にボクシングイベントやモーターショーも予定通り開催されており、『ラ・ヴェリタ』は、ボローニャ対ミランの試合には問題なく開催できたと主張。「市長が自らの失態を正当化しようとした政治的な意図が透けて見える」と厳しく批判している。

実際に、ボローニャは先週、大雨で大規模な被害を受けている。ただし、現在は復旧作業が進行中で、大雨に見舞われたのは1週間前の出来事だった。ボローニャでの洪水被害は今回が初めてではなく、2023年5月にはF1エミリア・ロマーニャGPの延期も記憶に新しい。

過去に豪雨被害の経験があるにもかかわらず、再び同様の被害が発生したことについて、市のインフラ整備の遅れが批判されている。レポーレ市長は気候変動を理由に問題を煙に巻こうとしており、今回の試合延期もその一環で、被害の深刻さを強調する狙いがあったとされる。

また、『ラ・ヴェリタ』はセリエAの対応にも問題があったと指摘している。セリエAは自治体の要請に従う立場ではあるが、0−3の不戦敗や代替地での開催など、他の解決策も検討できたはずだと述べた。

ボローニャ側はミラン戦の収益の一部を被災地支援に充てるという名目を掲げているが、これはほかの試合でも可能だったのではないかと指摘している。さらに、もしミランにシルヴィオ・ベルルスコーニやアドリアーノ・ガッリアーニがいた頃ならば、このような決定はありえなかっただろうとも付け加えている。

●ボローニャ対ミランは延期。「理解しがたい」、スカローニは不満(2024/10/26)
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