コーチのブランビッラがエンポリでの活躍を語る
今季のセリエAで開幕から好調でサプライズとなっているのがエンポリだ。カンピオナート5試合で2勝3分けと好スタートで、コッパ・イタリア2回戦でもトリノに勝利している。
ミランから加入したGKデビス・バスケスも、エンポリの好調を支える一人で、ここまでの活躍が高く評価されている。
2023年1月にミランの一員になったバスケスは、ここでは出場機会を得られず、複数クラブにレンタルされたのち、今年夏にエンポリに加入した。シェフィールド・ウェンズデイとアスコリで同GKのコーチを務めたアントネッロ・ブランビッラが、『TMW』のインタビューに応じている。
バスケスはどんな選手か
「彼は信じられないほどのハングリー精神を持っていて、成功したいという強い意欲があり、非常に勤勉な選手だ。しっかりとトレーニングし、自分を大切にしている。昨シーズン終盤にアスコリでようやく得た継続的なプレー機会が、彼に欠けていたものだ。彼のために他にもセリエAの3つのチームが連絡をくれた。エンポリ以外にも関心があったんだ」
ミランは彼をあまり信じていなかったのか
「彼らがどう考えていたのかは分からない。ただ、彼が試合に出たいという気持ちを持っていたことは確かだ。だからミランにプレー機会を求めて移籍を希望したのだと思う。ミランでプレーするのは簡単なことではない。仮にマイク・メニャンを放出したとしても、彼らは必ず別の大物GKを獲得するだろうからね」
エンポリの功績も?
「エンポリはここ数年、将来性のあるGKを常に獲得してきた。例えばグリエルモ・ヴィカーリオだね。カリアリを去った時にジュリーニに彼を推薦したが、彼は非常に気に入り、最終的に彼を獲得したんだ。そしてエリア・カプリーレもいる。これらは素晴らしいトレーナーである(エンポリGKコーチのヴィンチェンツォ・)シチニャーノの功績でもある。彼は本当に素晴らしい仕事をしているよ」