「綱引きが長引くことで不利なのはミラン」とガゼッタ
ミランは、ボローニャからジョシュア・ザークツィーを獲得できるのだろうか。『スカイ』の番組でジャンルカ・ディ・マルツィオ記者が語ったことを『MilanNews』が19日に伝えている。
ミランは、ボローニャに契約解除金の4000万ユーロを支払ってザークツィーを獲得する方針だ。しかし、代理人のキア・ジョーラブシアンが手数料として1500万ユーロを要求していることがネックとなっている。交渉が停滞する中、マンチェスター・ユナイテッドが動き出したことが報じられているところだ。
同記者によると、財政力で優位に立っているのはユナイテッドで、コミッション料を支払うことも視野に入れているという。イタリアのクラブや一部のオーナーは、こういった額のコミッション料は受け入れがたいという認識でいるものの、プレミアリーグの取引ではあり得ることだという。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』もこの話題について取り上げている。ミランは依然として1500万ユーロを支払うつもりは一切なく、代理人の要求に屈するつもりはないとのこと。ただ、「残念だが、綱引きが長引くことで不利なのはミラン」と同紙は記している。「長引けば長引くだけ、ほかのクラブが争奪戦に加わるリスクは高くなる」とした。
実際、少し前ならザークツィーの獲得はすんなり決まっていたかもしれないが、いまはユナイテッドというライバルが登場した。さらに、オランダ代表に追加招集されたことで、ザークツィーがEURO2024で評価を高める可能性もある。
新シーズンに向けてFW補強の失敗は避けたいミラン。無事にザークツィーの獲得を決められるだろうか。