ステファノ・ピオリには異例の「2」も
ミランは16日に行われたセリエA第4節のインテル戦で1-5の完敗を喫した。イタリアメディアの選手採点を紹介する。
結果が結果なだけに、ミランの採点は低評価が目立つ。“許された”のは得点を決めたラファエル・レオン、アシストしたオリヴィエ・ジルー、そしてルベン・ロフタス=チークとマイク・メニャンの4人だけという印象だ。
各メディアがそろって低評価としているのはマリック・チャウ。『スポルトメディアセット』と『TMW』が4.5としており、『MilanNews』にいたっては3の低評価だった。
『スポルトメディアセット』は「2点目を決められたときに彼は見ていることしかできなかった。悪夢のような夜だった」という寸評は優しい方で、『MilanNews』は「理解不能。テュラムにあらゆる手段で貶められた。先制されたときには不器用にファウルをもらいにいって失敗。インテルの3点目では地面に倒れ込み、フラッテージのゴールのときも仮眠していた」とばっさりこき下ろした。
『TMW』はワーストタイとしてタイアニ・ラインデルスも挙げており、こちらも第3節までから打って変わって厳しい評価を受けている。
『MilanNews』はミラン専門サイトとしての怒りがにじみ出ており、4点台が5人。ダヴィデ・カラブリアが4.5で、テオ・エルナンデス、ラデ・クルニッチ、クリスチャン・プリシッチ、そしてラインデルスを4としている。
テオ・エルナンデスについては『スポルトメディアセット』と『TMW』が5.5でまずまずの評価だったが『MilanNews』は、「終始ドゥンフリースに苦しんだ。0-1の場面で決めるチャンスがあったが決められず。PK献上でみんなを家に帰した」とした。
また、『MilanNews』はステファノ・ピオリ監督に2の低評価を付けた。「1年間でダービーに5戦5敗。ネガティブな歴史を刻んだ。過去のダービーがミスを把握するために役立つはずだったが、またしても開始すぐに失点し、ゲームプランが崩壊。30分までは何も見せなかった。ラファエル・レオンのゴールで巻き返せるかに見えたが、すぐにインテルがやりたい放題。幻想だった」と落胆を隠せなかった。