マルクス・テュラムがスーパーゴール
16日に行われたセリエA第4節のインテル対ミランは、5-1でインテルが勝利を収めた。
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3連勝同士で迎えたミラノダービー。立ち上がりに動かしたのはダービー4連勝中のインテルだった。
インテルは開始直後からニコロ・バレッラがラファエル・レオンに激しくチェイスして意欲の高さを見せる。開始5分、マルクス・テュラムがマリック・チャウに競り勝って右サイドから深い位置に運んでクロスを入れると、ファーサイドのフェデリコ・ディマルコが左足でシュート性のボールを中へ。ヘンリク・ムヒタリャンがコースを変えて、幸先良く先制した。
先制後しばらくはインテルペースが続いたが、ミランはなんとか耐えて、20分あたりからペースを引き寄せる。
ただ、この時間帯で我慢をしたインテルが、38分にリードをひろげた。ボールを奪ってからの速攻でラウタロ・マルティネスが右に展開。好調デンゼル・ドゥンフリースが左前方のテュラムにパスを出すが、これは流れてしまう。それでも、左サイドで追いついたテュラムが中へのカットインから右足を振り抜くと、ゴール左上の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して2-0とした。
後半になって強い雨が降り出したミラノ。ミランは57分に反撃ののろしを上げた。オリヴィエ・ジルーがバイタルエリアに引いてテオ・エルナンデスのパスを引き出すと、すぐさま裏のスペースにパス。ラファエル・レオンがスピードでマッテオ・ダルミアンをぶち抜いて1対1に持ち込み、冷静に決めた。
1点差となって勢い付くミラン。対するインテルは64分にバレッラ、ディマルコ、テュラムが下がってダヴィデ・フラッテージ、カルロス・アウグストマルコ・アルナウトビッチが投入した。
試合巧者だったのはやはりインテル。69分、右サイドの密集をショートパスで抜けると、ハカン・チャルハノールが素早く左へ大きなパスを出す。開いて受けたラウタロ・マルティネスが丁寧なコントロールから横に流すと、アルナウトビッチがつくったスペースに2列目からムヒタリャンが登場。右足のシュートを決めて3-1とした。
78分、ラウタロ・マルティネスがテオ・エルナンデスに蹴られてPKを獲得し、チャルハノールが決めてトドメ。ラウタロ・マルティネスが蹴りたがっている様子もあったが、PKキッカーのプライオリティーは変えずに勝負を決めた。
アディショナルタイムにはムヒタリャンのパスからダヴィデ・フラッテージが決めて終了。5-1の大勝となった。
史上初のミラノダービー5連勝を達成したインテル。強いミランに完勝し、さらに自信をつけたはずだ。
