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ミランにだけでなく、サッカー選手としてのキャリアを終える
ミランのズラタン・イブラヒモビッチが現役引退を表明した。
ミランは4日にセリエA最終節でエラス・ヴェローナと対戦した。試合後、イブラヒモビッチの退団セレモニーが行われている。
試合終了後に選手たちはイブラヒモビッチのユニフォームを身にまとうと、ピッチ中央に向かれた敷かれたレッドカーペットの脇で待機。イブラヒモビッチは涙を浮かべて自身の映像が流れる巨大スクリーンを見たあとで登場した。
スタジアムのチャントに感極まったイブラヒモビッチは、涙をこらえるようにしてスピーチを始めると、「息ができないけど大丈夫だ……」「ここにはたくさんの思い出がある。最初にきたときは幸せをくれて、2度目は愛をもらった。家族やみんなに感謝したい。チームメートは第2の家族であり感謝している。ミステルとスタッフにも感謝したい。ディレクター陣は、オレがここに戻る機会をくれた。感謝でいっぱいだ。そして一番大事なティフォージにもありがとう」と述べた。
そして、重大発表へ。イブラヒモビッチは「両手をひろげてオレを歓迎してくれた。オレは生涯にミラニスタだよ。カルチョにチャオと言うときがきた。君たちにじゃなくてね。また会える日を楽しみにしている。フォルツァ・ミラン!」と語り、現役引退を表明した。
スピーチ後にスタジアムを一周してファンにあいさつをしたイブラヒモビッチ。「跳ばないヤツはネラッズーロ」というお馴染みのチャントが起きると、イブラヒモビッチもジャンプし、スタジアムは一体感に包まれた。