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謎が深まるミラン中盤の序列…。大幅ターンオーバーでも出番がなかった若手2人

アドリとブランクスの現状は「ミステリアス」

ミランの中盤の序列はどうなっているのだろうか。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が8日に取り上げた。

チャンピオンズリーグを控えるミランは7日のセリエA第29節エンポリ戦でターンオーバーを採用。ただ、大幅にメンバーをかえた中でもサンドロ・トナーリとイスマエル・ベナセルは起用した。そして、ブラヒム・ディアスがコンディションの問題もあって不在となったかわりにトンマーゾ・ポベガが入っている。

ポベガは各メディアの予想ではトレクァルティスタでの起用だったが、フタを開けると大違い。中盤下がり目の位置におりてボールをさばくスタイルで、実際はベナセルよりも後ろという立ち位置。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は4-2-2-2というフォーメーション表記だった。

ポベガの起用法もさることながら、『ガゼッタ』が改めて強調したのは、ヤシン・アドリとアステル・ブランクスの不遇だ。2人はいまや、構想外だったティエムエ・バカヨコよりも起用されない選手だ。

ヤシン・アドリ

プレシーズンで最も好印象を残して期待を集めたアドリだが、シーズンが始まるとベンチが定位置。10月16日のエラス・ヴェローナ戦に出場したあとは、途中出場でもほぼ声が掛からない。第11節以降は、3月4日のフィオレンティーナ戦にラスト7分だけ出ただけだ。

大きな要因は、ボルドー時代のポジションがないこと。フランスではファンタジスタとしてプレーしていたが、ミランにその役割は求められていない。あるとすれば、トレクァルティスタだが、ブラヒム・ディアスとシャルル・デ・ケテラールが絶対的かと言われればそうではなく、やはり全く無視されるのはミステリアスなところ。「5人が入れ替わった試合でアドリが1分も出ていないのはなぜだろうか。1月3日にピオリは『これから役立つ』と言ったが状況は変わっていない。6月にレンタルで離れる可能性はある」とした。

アステル・ブランクス

ブランクスはヴォルフスブルクから完全移籍オプション付きのレンタルで加入。ただ、ここまではカンピオナートわずか7試合の出場だ。アドリとともにチャンピオンズリーグの登録リストからも外れている。

シーズン前半戦は途中出場とはいえ出番があったものの、第18節レッチェ戦で4分出場したあとは、全くピッチに立てていない。

『ガゼッタ』は「上層部は買取を考えているだろうが、ピオリは違うようだ。ここまでプレー時間はわずか70分。エンポリ戦では25分間アップを続けた」「プロフィールはクラブの方針どおり。若くて将来性があり、闘争心とリーダーシップのあるMFでU-21ベルギー代表のレギュラー。ブランクスもアドリ同様、序列はチーム最低レベル。今後の状況がどうなるかは誰にも分からない」とした。

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